こんばんは。
悲しいから、涙が出る
これ、本当でしょうか?
涙が出るから、悲しい
ということはないでしょうか?
最近のブログはちょっと難しいようで
特に、昨日の。。
すみませんでした。。。
で、泣いているわけではありません
とは言え、反省しています
たくさんの方に分かっていただけるよう
なんとか頑張って書きますので、
率直なコメントを頂けると嬉しいです
ただ、あれが、スッと分かった方は
素晴らしいです!
さて、今日は心理学のお話
喜び、怒り、哀しみ、快不快
こういった感情は
脳科学の重要なテーマでもあります
が
まだまだ分かっていない事だらけ
心理学で有名な実験を紹介しましょう
40年前(1974年)の
Dutton と Aron による実験です
Dutton DG & Aron AP
Some evidence for heightened sexual attraction under conditions of high anxiety.
Journal of Personality and Social Psychology, Vol 30(4), Oct 1974, 510-517.
2つの橋があります
一つは、
不安定で揺れる吊り橋
もう一つは、
しっかりとしている木製の橋

(写真はイメージです)
不安定な吊り橋は、本当に怖くて
男性被験者の4割がゆっくりと
手すりを持ちながら渡ったそうです
被験者(実験の参加者)は
18歳から35歳の男性
どちらの橋でも、橋の真ん中で
若くて美しい女性がインタビュアー
として待っています
どちらの橋でも同じ女性
そして、男性に橋を渡ってもらい
橋の真ん中に来た所で
女性がアンケートなどの依頼をします
年齢や学歴といった6項目の
簡単なアンケートに記入して、
絵画統覚検査、TAT
(Thematic Apperception Test)
をしてもらいます
この検査では、ある場面の絵を見せて
ストーリーを作ってもらいます
実験では、このテストは大して意味は
ありません
ここからが大事
TATが終わったところで
インタビュアーの女性が
「実験内容について、もっと説明
したいので、電話をください」
と言って、紙の端を破って
自分の名前と電場番号を書いて
被験者の男性に渡します
そう。
実験で見たかったのは
何人の被験者が、この美しい
インタビュアーに電話をしてくるか
つまり、
相手に好感をもつかどうかは
そのときの状況によるかどうか
を知りたかったのです
で、注目の結果は。。
安定した橋の被験者は
16人中、2人しか電話を
かけてこなかったのですが
吊り橋の被験者は
18人のうち9人もの男性が
電話をかけてきたのです!
実に、半分も。
インタビュアーを男性にした
実験もしていて、
電話があったのは、それぞれの橋で
1人か2人だったそうです
つまり、
インタビュアーが
若くて美しい女性で
怖い吊り橋の上でドキドキして
相手に好感をもったため
その女性に電話した男性が多かった
ということ
怖いというドキドキ感を
女性に対する好感によるドキドキ感と
錯覚した
と解釈されています
これが、「恋の吊り橋理論」
二人の距離を近付けるには
ジェットコースターやお化け屋敷
のようにドキドキする所がいい
というのは、
この「恋の吊り橋理論」に従っている
と言えます
つまり、
相手に好きになってもらうには
ドキドキした状況を作って
錯覚を起こさせればよい
ということなのですね
ちょっと卑怯、ですかね
この実験は
身体の反応が感情を引き起こすという
考え方を支持しています
このような考え方を、
ジェームズ・ランゲ説と言います
「悲しいから泣くのではなく、
泣くから悲しいのだ」
という考え方です
ただ、
これが本当かどうかは、
まだ議論が続いていまして
決着はしていません
でも、面白い考え方ですよね
皆さんも、お試しあれ。
(おしまい)
お読みいただきまして、ありがとうございました。
コメントもお待ちしていま~す。お気軽にどうぞ!
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これ、本当でしょうか?
涙が出るから、悲しい
ということはないでしょうか?
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特に、昨日の。。
すみませんでした。。。
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とは言え、反省しています
たくさんの方に分かっていただけるよう
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ただ、あれが、スッと分かった方は
素晴らしいです!
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喜び、怒り、哀しみ、快不快
こういった感情は
脳科学の重要なテーマでもあります
が
まだまだ分かっていない事だらけ
心理学で有名な実験を紹介しましょう
40年前(1974年)の
Dutton と Aron による実験です
Dutton DG & Aron AP
Some evidence for heightened sexual attraction under conditions of high anxiety.
Journal of Personality and Social Psychology, Vol 30(4), Oct 1974, 510-517.
2つの橋があります
一つは、
不安定で揺れる吊り橋
もう一つは、
しっかりとしている木製の橋

(写真はイメージです)
不安定な吊り橋は、本当に怖くて
男性被験者の4割がゆっくりと
手すりを持ちながら渡ったそうです
被験者(実験の参加者)は
18歳から35歳の男性
どちらの橋でも、橋の真ん中で
若くて美しい女性がインタビュアー
として待っています
どちらの橋でも同じ女性
そして、男性に橋を渡ってもらい
橋の真ん中に来た所で
女性がアンケートなどの依頼をします
年齢や学歴といった6項目の
簡単なアンケートに記入して、
絵画統覚検査、TAT
(Thematic Apperception Test)
をしてもらいます
この検査では、ある場面の絵を見せて
ストーリーを作ってもらいます
実験では、このテストは大して意味は
ありません
ここからが大事
TATが終わったところで
インタビュアーの女性が
「実験内容について、もっと説明
したいので、電話をください」
と言って、紙の端を破って
自分の名前と電場番号を書いて
被験者の男性に渡します
そう。
実験で見たかったのは
何人の被験者が、この美しい
インタビュアーに電話をしてくるか
つまり、
相手に好感をもつかどうかは
そのときの状況によるかどうか
を知りたかったのです
で、注目の結果は。。
安定した橋の被験者は
16人中、2人しか電話を
かけてこなかったのですが
吊り橋の被験者は
18人のうち9人もの男性が
電話をかけてきたのです!
実に、半分も。
インタビュアーを男性にした
実験もしていて、
電話があったのは、それぞれの橋で
1人か2人だったそうです
つまり、
インタビュアーが
若くて美しい女性で
怖い吊り橋の上でドキドキして
相手に好感をもったため
その女性に電話した男性が多かった
ということ
怖いというドキドキ感を
女性に対する好感によるドキドキ感と
錯覚した
と解釈されています
これが、「恋の吊り橋理論」
二人の距離を近付けるには
ジェットコースターやお化け屋敷
のようにドキドキする所がいい
というのは、
この「恋の吊り橋理論」に従っている
と言えます
つまり、
相手に好きになってもらうには
ドキドキした状況を作って
錯覚を起こさせればよい
ということなのですね
ちょっと卑怯、ですかね
この実験は
身体の反応が感情を引き起こすという
考え方を支持しています
このような考え方を、
ジェームズ・ランゲ説と言います
「悲しいから泣くのではなく、
泣くから悲しいのだ」
という考え方です
ただ、
これが本当かどうかは、
まだ議論が続いていまして
決着はしていません
でも、面白い考え方ですよね
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(おしまい)
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