宣材って言葉はもう市民権を得たのかどうか知らないがここ数年よく聞く。それだけモデルやタレントになりたい人が増え、その人たちの活動範囲が増えたからだろう。
僕が初めてその言葉を聞いたのが20歳くらいだったかな、まだ大学生でカメラマンを目指してよく行く近所の飲み屋さんの紹介でどこの会社だったか、あ、大手だドラマ制作会社、TBS系だね。そこのプロデューサーかディレクターか忘れたけど女の子の写真を撮って欲しいと言われ、そこの飲み屋さんが閉店後背景紙を持ち込んで撮ったけ。
まだモノクロの時代で、モノクロでL版にして欲しいを言われたんだけど大きいほうがいいと思って六つ切りサイズにして渡した。あはは、六つ切りじゃあ邪魔だよな。あの頃はまったく宣材っていうものを理解していなかった。
サイズの話もそうだけど、そもそも宣材っていうのは本人の代わりに面接をしてくれる写真であって証明写真である。と思う。人と会う、人と話す、ってことを考えるとどうも正面写真が一番いいのでは、失礼ではないと思う。アングルも、アングル?カメラの高さも上からでもなく下からでもなく会話する位置、で構える。
これが基本。
面接とか、会話とか、そんな言葉が出てくるのに何年、何千人、何万人?撮ってきたんだろうね。何も考えていなかった。何故、このアングルで、このサイズで、このライティングで撮ったか。今なら説明出来るようになったね。ただね、説明出来るのは当たり前で本当はそれが相手の求めているイメージに合っているか、それ以上のものを提案しているか、なんだよな。
問題は、
相手との方向性が違うとき。
ほとんどそんなことはないけど。まあ、持ち込まれる宣材を見てどうしてこのライティングで、どうしてこのアングルで、どうしてこのポーズで、どうしてこの洋服で、どうして…、と撮った人に聞きたくなることが多くて。プロなら説明できないといけない、とキュレーターの人が言っていたよ。名前、忘れた。
長くなったけど、本日の投稿分。