ブランドを構築する方法について その4 | 名古屋発、御社の立ち位置をデザインする、ブランド・デザイナー ◎商標・ブランド・デザインマネジメント

ブランドを構築する方法について その4

本日は、ブランド構築方法の中で最後の紹介となりますが、

「顧客の体験」によるブランディングについてお話しします。

さて、このブランディングにつきましてはちょっと今までに紹介した

「自己表現」によるブランディング

「戦略計画」によるブランディング

「イメージ訴求」によるブランディング


とは、趣が違います。

企業など、ブランドを定義する送り手としましては、

顧客が欲しいのは、

機能的な便益やデザイン、品質などと捉えがちなのですが、

実は顧客が欲しているのは、

自分の心に感動をもたらし、特別な感情を抱かしてくれるような

「コミュニケーション」だったりします。


そこで、ブランディングなのに広告やCMに頼らない構築方法が、

「顧客の体験」によるブランディングということになります。

例えば、10数年前私は新岐阜百貨店(残念ながらもう廃業してしまいました)という

名鉄グループの百貨店で、主に新聞広告を何年か担当していたのですが、

当時入っていた「ボディショップ」は、「顧客の体験」によるブランディングを行っていました。

デザイン&ブランディングコミュニケーション-body

テレビCMや広告は基本的に打たず、統一されたグリーンの店舗をアイデンティティとし、

天然原料をベースにしたオリジナルのおしゃれな化粧品を製造・販売しています。

また、企業の中心的な価値に、広範囲にわたる地球上の問題への対策を支援する

強い取り組みがあったことから、

企業活動に共感した方の頭に、強いブランドが形成されていきました。


また、その他こんなブランドもあります。

スターバックスコーヒー

スターバックスも広告やCMに頼らず、洗練された世界共通のシンボルを旗印に

ショップでの上質なサービスを体験した人が、「スタバでバイトしたい」と思ったり

オリジナルグッズが欲しいといった衝動を起こさせています。

ティファニー

ティファニーと聞けば、必ずあのブルーのきれいな箱やオープンハート(世代がばれますね..)を

思い出させます。

男性の私が言うのも何ですが、

あの箱はまさにブランドのマジックといえるでしょう(笑)。

過去にプレゼントされた経験のある女性の心に

様々な「思い出」といった過去の「体験」やプレゼントされた瞬間に立ち上がる期待が

呼び起こされるシステムとなっています。

アマゾンドットコム

便利ではやい、洗練されたシステムの「体験」により

顧客の頭の中にブランドが構築されていくのですが、

商品の品質などのレビューを書き込むことができたり、

書かれているレビューを参考にすることができたり

安心や信頼も体験することができる、優れたシステムになっています。


以上で、大きくまとめて4つのブランド構築方法についての

お話は終わりになります!

いかがでしたでしょうか....。


さてさて、

個人的には最近ちょっと堅めのお話が多くなってしまっていますので、

今後はブランドをテーマに、私的ななゆるいお話もしていけたらなあと思っています。