セオリー | 名古屋発、御社の立ち位置をデザインする、ブランド・デザイナー ◎商標・ブランド・デザインマネジメント

セオリー

ブランドを構築するためのセオリーについて
色々な本に書かれていたり、色んな方が語っています。

ただ、ブランドが難しいのは
本や人によって言っていることが違ったりしていること。
(出てくる用語も横文字がいっぱいです(笑)し、人によって持ち出す用語が違うんです。)

ただ、共通して良く言われることのひとつに

「ブランドを築きたいなら、見込み客の頭に
ひとつの言葉を所有することに全力を傾けろ」

ということがあります。

確かにその通りで、そのために独自の強みを表す言語を棚卸ししたり
ブランドを示す言葉やポリシーを一点に絞って、すべての打ち手に一貫性を持たせます。

で、もしもひとつの言葉が築けたのならば、
広げてはいけないというセオリー...。

例えばスターバックスであれば30種以上あるコーヒーでしょうか。

ところが、こんな事もあります。

自動車業界のお話しですが、

メルセデスベンツ → プレステージ

ボルボ → 世界一安全

ポルシェ → 言葉を超越したあのフォルム(911)

これらはすべて独自のカテゴリーを築き上げているのですが、

メルセデスベンツ → Aクラス (ファミリー仕様のミニバンぽいフォルムでリーズナブル)

ボルボ → C30 (斬新でスポーティーなハッチバッククーペ)

ポルシェ → カイエン(SUV)/パナメーラ(なんと4ドアのポルシェが来年リリース)

と、ブランドセオリーから外れるラインナップの拡張をしています。

確かにマーケティング的に考えれば納得できる打ち手なのかも知れませんが
ブランド的にはいかがでしょう?
ただし、フォルムを見ればどれもデザイン的にアイデンティティは継承しています。
(日本車の文化では考えられませんが...)

ブランドとマーケティングの関係も含めて
5年後には市場から何らかの答えが出るのでしょうか...。

因みにシボレーやフォードは拡張して明らかにブランド力が
失墜してしまいました。