グラフィックデザインの役割 | 名古屋発、御社の立ち位置をデザインする、ブランド・デザイナー ◎商標・ブランド・デザインマネジメント

グラフィックデザインの役割

グラフィックデザイナーは、「常に美しいモノを生み出せ。」

私が学生時代に、著名な先生から聞いた言葉です。

しかしながら、ここ近年広告制作や販促物に於いて

「芸術性が高くても、売上が上がらなければ全く存在価値がない」

という主張の広告制作会社さんが増えてきたように思います。

いわゆるセールスレターなどダイレクトレスポンスマーケティングを駆使した
戦略や、売れるチラシと称したレスポンスを最大のミッションとした
広告制作会社さんです。

個人的には、売上を最大のミッションとすることは正しいと思います。

確かにデザイン関連の書籍や権威のあるデザイン年鑑を見ますと
大企業の華やかな広告が殆どです。

しかし、日本企業の99%以上は中小企業。
社長さんは広告やデザインを経費と考えているのに
売れない広告に価値がないという話は正論です。

では、「明日の売上が上がる打ち手であれば、すべてOKなのか?」
このことに関しては、あくまでも私見ではありますが
私は、「NO」であると言いたいです。

それは、企業の立ち位置であるブランド・アイデンティティに
背く危険性があるからです。

ブランド・アイデンティティとは、簡単に言いますと
「社会や顧客にどう思われたいか」ということです。
(詳しく聞きたいと興味が湧いた方は、直接お話ししますので、是非ご連絡を!(笑))

デザインや広告はその企業の立ち位置を示す重要な使命も負っているのです。
例えば、とても売りまくれるセールスレターをWEBの広告に起用したとします。
マーケティング的に巧みな文章で、思わず振り向いて買わせる文章だったとしても...。

見出しに恐怖を煽るような言い回しがあったとしたら、
業界によっては、倫理的に問われることにもなります。



また、そこまではないとしてもデザインのトーンやコピー(文章)が
「社会や顧客にこう思われたい」と定義していることの反対のイメージを
植え付けてしまうとしたらいかがでしょう。

私が学生時代、デザインを勉強する上で売上やマーケティングについては
誰も教えてくれませんでした。

ただ、ある先生は、
「デザインを発信するということは、大なり小なり社会に関わり影響を与えることである。
それを自覚していないデザイナーは罪である」

と教えてくれました。

デザインやクリエイティブは売上をもたらすことが最大のミッションではあります。
ただ、忘れていけないことは「社会的な責任も負う仕事である」ということです。

ポスターであれば街の景観を想定して創ることも役務です。
また、企業の立ち位置を正確に伝えるクリエイティブであることも使命です。

ブランドといいますと、中小企業には関係ないと思われがちですが、
社会に発信する情報やクリエイティブに対するガイドラインは必要です。

また、「私たちは社会にどう見られたいか」ということを定義して
一貫したコミュニケーションを貫いた方が、コスト的にもスピード的にも
中小企業に利益をもたらせます。

因みに私のミッションは、
デザインを経費としてではなく、どうしたら投資と捉えられるか
解りやすく伝えていくお仕事だとも考えています。



デザイン&ブランディングコミュニケーション-engram01
あまりに文字が多く退屈ですので、
プライベートな作品を入れてみました。