岐阜県可児市の花フェスタ記念公園の春のばら祭りに行ってきました。
平成8年に整備された県営の植物園です。 とにかく大きくて日本一のバラ園だと思っていましたが、世界最大級のバラ園だそうです。ナゴヤドーム17個分の敷地に7千種、3万本植えられているそうです。
通常は入園料520円と安く、春・秋のバラシーズンには1000円となります(高校生以下は年中無料)。
園内いたるところにバラが植えられていますが、バラ園は大きく3つに分かれています。
バラのテーマガーデン
名前や色、香り、種類などで分けて植えられています。
日本の皇室や外国の王室にちなんだ名前のバラを集めたエリアや、香りの強いバラばかり集めたエリア、白一色で固めたエリア、青系のバラを集めたエリア、オールドローズを集めたエリアなどがあります。
こちらは青系のバラのエリアの一部です。 青バラ―【ブルーローズ】というと「不可能」という意味があるそうです。バラは青の色素を作り出す酵素を持たない花なので、青いバラを作るのは不可能なのです。
しかし、昔から青バラにあこがれて、なんとか近い色を作り出せないかと多くの育種家が交配を重ねてきました。 写真ではちょっとピンクっぽく写ってしまいましたが、紫系のバラが多く植えられています。 この中央に四角く何も植えられていない部分、おわかりでしょうか。
ここは、いつか真の青バラが完成したときに植えるための場所を開けているのだそうです。
その日が来るのはいつになるのでしょうか。
バラのベルベデーレ
半円状の展望デッキからバラ園を見下ろせるように作られています。
これだけたくさん植えられていますが、バラの品種は毎年どんどん作り出されます。ですから写真奥の方には新しい株を植えるスペースもまだまだたくさん確保されています。 円形放射状にデザインされ、つるバラをからませたアーチやオベリスクが無数にあります。
このエリアにはバラの有名ブランドごとのエリアがありまして、私などはこの「デビッド・オースチン」のイングリッシュローズのエリアなんか喉から手が出るほど欲しいバラばかりで、ついつい長居してしまいます。
我が家では開かなかったジュード・ジ・オブスキュアもしっかり開花していました。やっぱり大きい株は力がありますねえ。
世界のバラ園
世界中のバラを集めたエリア、といっても上の二つのエリアも世界中のバラなんでしょうけども。
現代バラだけでなく、オールドローズやイングリッシュローズも沢山あります。つるバラをからませたドームや、ガゼボ(あづまや)などもあります。 ここのエリアは地形上上から見下ろせるような感じで眺められて見事です。
さて、今回の花フェスタ探訪ですが、正直な感想を言いますと、
遅かった!!
時期が。
多分GWあたりが最高に綺麗だったのではないでしょうか。
でも春のばら祭りの期間、5月14日~6月19日なんです。決して会期の終わりに行ったわけではないんです。 我が家のバラもGWが一番良かったです。いつもより早いなと思っていました。同じ岐阜県内だけど、花フェスタ記念公園の辺りはもう少し時期がずれるかなと期待したんですが、ほとんど変わらなかったようです。
今年の前売りチケットすでに買われてる方は急いでくださいね。6月以降も咲く品種はあるでしょうが、気温も高くなり梅雨にも入るし、きっとがっかりすると思うんです。
まだチケット買ってないけど行こうかなと思っていた方は秋のシーズンまで待つ方が無難かもしれません。
秋バラは色合いも香りも春とはまたちょっと違うので、春ほど花は多くないけれどそれなりに楽しめます。
園内には園芸店がいくつかあるのですが、お客の年配女性が店員のおじさんに「ホントにがっかりした!オールドローズ楽しみに来たのに、ほとんど終わってる」と愚痴をこぼしていて、おじさんも「今年はお手上げだ、予想外だった」と返答してらっしゃいました。
ただ、家にバラを植えようかと思う方は最盛期をはずれた時期に行くことはすごくためになると思うんです。 入手しようと思っているバラが盛りを過ぎたらどんな姿になるのかは是非見ておいたほうがいいと思うからです。 写真を見て気に入ったとしても、それはそのバラの一番綺麗な姿です。それを過ぎて花を開ききったら案外いやらしい感じになってしまうのもあります。散るときも花びらがバラバラ散らばるものもあるし、最後まで散らばらないで花ごと落ちるように散るものもあります。 花が開くと急に色あせて魅力を感じないものもあります。強香と言われているけど、開くとあっという間に香りが飛んでしまうものも。 また、長く楽しみたいなら少しずつ開花時期が違うものをそろえて、一つが終わっても次が開花を始める、というふうに計画的に購入することも大事。
あと、横に張り出すように枝を伸ばす種類なのか、コンパクトにまとまるタイプなのかなど枝ぶりを確認することもとても意味があると思います。
私も最初の頃は冬のバラ園に行ったことがあります。 どのくらい剪定したらいいんだろう、つるバラはどんなふうに誘引してるのかな、など冬作業のやり方がわからなくて確認しに行ったんです。本で読んでいたけど、実際プロがやった仕事を見て納得しました。
今度はぜひ消毒作業中に遭遇したいんですが、花フェスタはきっと閉園後の時間帯にやってるんだろうなあ。あれほどの本数に薬剤散布ってどうやってるんだろうと興味津々です。
雨が降ると黒星病がどうしても蔓延するはずなのに、どの株も結構綺麗でした。 ぜひノウハウ知りたいです。
(2)につづく






