ちょっと・・・人違い

数日前の昼休み、ごはんを食べ終え２人で団欒していた時間。

チャリ～ンとドアが開く音と ｢すいませ～ん。｣の声。
受付時間を間違えちゃった患者さまかな？と思いながら出ていくと
｢アンケートに答えてもらえませんか？｣　

明らかに患者さまではない。ということは、梅本先生にお任せしようと心に決め
おとなしく隠れていると｢なっちゃ～ん、なっちゃ～ん｣とお呼出が。

基本的に梅本先生はセールス＆営業さんには　巧みな話術でお断り。
なのに、一生懸命に話を聞いているのは　なぜ？？

よく聞くと　アンケートの内容は簡単で当てはまるものを選んでいくだけというもの。
そして、アンケートに答えてくれた人にはカタログギフトがもらえる

チラッと見せてくれたカタログギフトの商品は、全国各地の名産品　

これか・・・、梅本先生が乗り気だったわけは。

もちろん　２人で即答。｢いいですよ｣　ご協力することに。

簡単と言われていた割には　『お家には何台ありますか？』
『日曜日は何時間家にいますか？』　『商品を買うときは何を見て決めますか？』　などなど・・・
“広く深く”の手間がかかる難問　　
しかも、質問が大量で。

合間合間に せっせこ回答。

そして、待ってました　アンケートの回収日。
あいにく梅本先生は往診の為、不在。

お礼の言葉と約束のカタログギフトをもらいました

わ～い、わ～い




ん 封筒は２つ、『平塚様』と『柏木様』・・・

柏木じゃなくて梅本なんですけど・・・
似てるようで全然違います。しいて言うなら、“木へん”　が同じというくらいで。

でも、梅本先生へのお礼には変わりないはず。
ありがたく、柏木さんとして頂くことにしましょう

往診から戻った梅本先生に何も言わずに渡してみると、
チラッとみて 「 　おれ・・・、柏木じゃなくて梅本なんですけど」

「まぁ、柏木と梅本は間違いやすいですからネ」と思ってもいない慰めをしておきました。
「全然違うだろ」　さすがにバレました。

そんな話で盛り上がっていたとき、偶然発見した２冊のアンケート冊子。
「こ、これは・・・ 　まさか、まだ終わってなかったんですか？」
「あっ、そうだった　って言ったじゃん」と逆ギレ。

ぜ～ったいに聞いてない！！

「まぁ、ギフト、もうもらちゃったしいいんじゃない？」　相変わらずのお返事。
柏木さん・・・、それは世間では詐欺と言うのですよ

そんなことお構いなしで「おれ、香川のうどん～」とカタログに夢中。
せめて頼むのは再提出後にしましょうね。