音楽が好きなんです -38ページ目

音楽が好きなんです

~音楽好きマロくんのCD日記や、あれこれ~


 

  1) WAITING IN THE WINGS
  2) CITY OF GOLD
  3) WHERE IN THE WORLD

  4) CAN'T FOOL THE BLUES
  5) HIGH COST OF LOVING
  6) GLORY DAYS
  7) WHY LOVE (HAVE TO GO WRONG)
  8) NAKED FLAME
  9) I WONDER WHY (ARE YOU SO MEAN TO ME ?)
10) WRONG SIDE OF TOWN

1994年当時…
「元クリームのジャック・ブルースとジンジャー・ベイカー、そしてゲイリー・ムーアが合流し、レコーディング中…」
「元レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジとロバート・プラントが合流、活動開始…」…という2つのニュースを聞き、色めきだったのを記憶しています。
そして、上記ニュースの中で、先行で作品が出されたのが、“元クリームの2人+ゲイリー・ムーア”の、BBMでした。
クリームといえば、エリック・クラプトンも在籍した、トリオ・バンド。このブログでも彼らの作品を取り上げてきました。
現実として、クリームは再結成が可能なバンド。しかし、今やクラプトンはソロで確固たる地位を築いていますし、再結成はなかなか難しいものがあります。(後年、2006年に“一時”再結成が実現しましたが)
ギターのクラプトンの席に、代わり(?)にゲイリー・ムーアが座ったとしても、強力なバンドが実現することは十分考えられるので、BBMにも期待が持てました。

さて、どのような作品かというと、“職人気質のブルース・ロックアルバム”といったところでしょうか。泥臭いブルース・ロックが聴けます。
しかし、“クリーム・サウンド”から抜けきっていない印象も否めません。1は“WHITE ROOM”、2は“CROSS ROAD”に似ています。他でも「クリームにこんな曲があったよな…」と思える曲があり、この作品から“新しさ”はあまり窺えません。
アコースティック・ギターのコードで始まる、爽やかな印象のバラードの3。この曲あたりは、ゲイリーのセンスが入っているせいか、多少の新しさを見出せるかもしれません。私もこの作品の中でこの曲が一番好きです。
“クリームのサウンドから抜けきっていない”とは言っても悪いことではなく、7ではクリームのような長いでインプロヴィゼーション・プレイが聴けます。特にここでは、ゲイリーの尖った、そして熱いギターが聴けます。この曲も注目すべきものだと思います。
あと、3はシングルカットされ、そのカップリングに収録された“DANGER ZONE”というハードロックは、ゲイリーのギターがシャープでカッコイイ曲であるのを追記しておきます。今はこの曲入手できないのかな?↓↓↓
                 

BBM / WHERE IN THE WORLD (Single)

結局、このBBMはこの1枚で解散。後年、ブートレックCDでライブを聴いていますが、ベテランによるの“確かな”内容のライブです。是非日本でも、プレイして欲しかったと思います。

今年2月に亡くなったゲイリー・ムーア。この作品でもいいギターを弾いています。彼の死が惜しまれます。

[CD日記 '90洋楽編 # 11]

CREAM 『GOODBYE』〈'69 イギリス〉


                 
1) I'M SO GLAD
2) POLITICIAN
3) SITTING ON TOP THE WORLD
4) BADGE
5) DOING THAT SCRAPYARD THING
6) WHAT A BRINGDOWN

久しぶりのCD日記をアップいたします。


エリック・クラプトンが在籍した伝説のトリオ・バンド、クリームの4枚目のアルバム。
クリームは1968年11月に解散。この作品は1969年3月の発売ということで、解散後に発表されたことになります。

アナログA面にあたる1~3 がライブ演奏、B面の4~7がスタジオ録音という構成。
クリームというバンドは3人の個性が強すぎ、バンド仲もギスギス。結局約2年半の活動で解散。
そのせいか、後半のスタジオ録音はあまり力が入っていない(悪くいうと小手先感が否めない)曲が並んでいます。
後半で注目すべきは、元ビートルズのジョージ・ハリソンが“ルアンジェロ・ミステリオーソ”という変名で参加している4くらいです。

しかし、前半ライブはとても良く、2に至っては典型的なブリティッシュ・ハード・ロックと言える、“ぶ厚い”ロックが聴けます。
そして何よりも、冒頭の1が最高!9分弱に及ぶ激しく熱いプレイ。ジンジャー・ベイカーのドラムは激しく、ジャック・ブルースのベースはうねり、クラプトンもギターを弾きまくっています。この延々と続くインプロヴィゼーションの間奏がとにかく熱く、まさにジェットコースター・プレイ。それぞれ自由(?)にプレイしていると思いきや、タイム5分42秒~5分49秒のあたりは3人のプレイが一致し、ボルテージが上がっていくところはまさに鳥肌モノ。ここ部分が好きなんだよなぁ~。(笑)
クリームのライブプレイは他の作品でも聴けますが、発表されているライブ音源の中で、私はこの1が一番だと思っています。

解散後に発表され、またトータルタイム30分弱という中途半端な印象のある作品ですが、熱いライブの1を聴くために、耳にしておくのも悪くない作品だと思います。
ちなみに、この“I'M SO GLAD”という曲は、1968年のロイヤル・アルバート・ホールでのライブ映像でも、いいプレイを見ることができます。

[CD日記 '60洋楽編 # 24]

この4月に2本のライブに行きます。
2つとも国内アーティストですが、ライブに行くのは、昨年4月のジェフ・ベックのライブに行った以来、1年ぶりです。
まずは、最初に行った1本目のライブについて、アップします。

ALDIOUS ライブ
[2011年4月2日 渋谷クワトロにて]


メロディアスHR(HM)の女性バンド、ALDIOUS(アルディアス)。
昨年7月にインディーズデビューした彼女達。今回が初の単独ライブとなりました。
3月の地震の影響で、各方面でイベントが自粛、中止となっています。そのような中、彼女たちのライブもどのようになるか、気になっていました。
リーダーのYoshiが神戸で阪神大震災を経験。今回の地震で被災した人達に対し、何か役に立ちたいという気持ちから収益金の一部を寄付、また義援金を募るということで(私も寄付させていただきました)、チャリティーの側面を持つ形で、今回のライブが開催されました。

私が渋谷クワトロへ行くのは、約4年ぶり。
いや~、観客数が多かったですねぇ。たくさん来るのは当然でしょうが、思っていた以上の観客数。チケットもSold Outになったとか。彼女達の初の単独ライブであり、実際にステージ上でどのようなプレイを聴かせてくれるかという期待が、私も含め、多くのリスナーにあったのでしょう。
客層は男性がほとんど。(勝手な推測ですが→)単に国内のHR/HMバンドが好きという人達だけではなく、洋楽(?)HR/HMファンの匂いもしました。やはり、HR/HM誌BURRN ! でプッシュしているのもあるからでしょう。


ポスターと、携帯ストラップを買いました。早速、ポスターを貼っています。(笑)↑↑↑
メンバーは左から、Yoshi (g)、サワ (b)、Rami (Vo)、トキ (g)、Aruto (dr)

18時30分過ぎ、ライブがスタート。会場は激しく、熱い空気に満たされました。
メンバーも時には髪をグルグル回したり、また時折ステージ・ポジションを変えながら、とても楽しそうにプレイしていました。
私が期待していたのは、伸びのある高音のギター、またツイン・ギターのいわゆる“泣きのメロディ・ギター”がステージ上ではどう響くかということ…。
それは、ステージ上でも最高でした。Yoshiとトキのツイン・ギターのハモリはしっかり決まっていました。またYoshi自身のソロも、指をしなやかに動かし、タッピング奏法なども含めた、きれいな高音を響かせたソロを聴かせてくれました。その時、変にライブ・アクションに走らず、とても真面目(?)にプレイする姿にとても好感が持てました。
ベースのサワは5弦ベースを使用。「お若いのに5弦ベースですか~!」ですよね。(笑)彼女も安定したベースを聴かせてくれました。
あと、Arutoのヘヴィなドラミングに感激。“ドコドコドコドコ…♪”のバス・ドラムがよかったですねぇ。
アンコール内では、4月6日に発売された2ndシングル『Mermaid』のカップリング曲“Confusion”のPV撮影も入りました。(←ライブ演奏風景に、CDの曲を被せるタイプのPVを製作するそうです)
途中、メンバーそれぞれのMCも楽しかったです。ジャケなどで見ると、“ツンと澄ましている”印象ですが、実際はチャキッとした、20代前半(20歳前後?)の明るいお嬢さん達。親近感が持てました。
まだ若さゆえ、勢いで突っ走っている部分もありますが、演奏技術としてはとても良いものを持ち合わせていると思うので、今後が楽しみのバンドだと思います。
また是非ライブに足を運んでみたいです。

ライブハウスはバンドとの距離も近く、熱気に包まれる点で好きですが、どうしても公演中、フラストレーションが溜まります。
観客がオール・スタンディングであるライブハウスでは必ず、私のような小柄なタイプの人間は、前方の人の頭でステージへの視界を遮られてしまいます。許されるものなら、「そこのあなた、すいませんが、少ししゃがんでくれませんか?」と言いたくなってしまいます。(笑)
今回は、後方の一段高い(ステージと同じ高さになる)スペースにいたのですが、少し前にいる私と背丈がほとんど同じ男性の頭に、ほぼステージ中央への視界を遮られてしまいました。公演中、「あぁ~、今せっかくいいところなのにっ!」と何度思ったことか。(笑)なので、時には背伸びをしたり、人の間から覗き込むように努力しました。という訳で、またフラストレーションを感じながらのライブとなりました。
あ、でも、ギターのYoshiのソロは“視界良好”だったので、バッチリ見られましたよ。

アンコールが終わり、そのまま「いいライブだったなぁ」と思いながら、帰宅の途に就くかと思っていましたが、何とアンコール終了後、VoのRamiから「今日はサプライズで、この後、握手会をします!」と言うではありませんか!会場出口でメンバーと握手が出来る。それは何とも嬉しいサプライズ。
こういう時は、“あとのお楽しみ”とばかり、最後の方を狙う私。ステージ終了後、だいぶ人が捌けてから列に並びました。
やはり、緊張しましたねぇ。過去に大好きな女優さんと握手をしたこともありますが、それとはまた違った緊張でした。
握手の際、何を言おうかな?と考えました。「頑張ってください」だけじゃ、ちょっと寂しい。相手はミュージシャンなので、音楽好きの私にしてみると、本当は“好きなミュージシャンは誰ですか?”とか、“私はこんなの、あんなのを聴くんですよねぇ、アハハ…”、“〇〇〇はいいですよ。是非聴いてみてください…”など話をしてみたい。でも、そんな時間はありません。(笑)それぞれのメンバーに労いの言葉、プレイの良さや印象、そして応援の言葉を掛けることにしました。
出口に近づくとメンバー姿が見えてくる、ドキドキ…。さぁ、順番が来ました!Aruto→サワ→Rami→トキ→Yoshiの順番。
両手でしっかり一人一人彼女達の手を握り、そしてしっかりメッセージを伝えることができました。
5人とも、とても可愛かったです!そして気さくで、明るい、親近感の持てる彼女達でした。本当に感激感激!数日、感動の余韻に浸ってしました。(笑)

これから彼女達がミュージシャンとして成長していけば、ライブ会場も大きくなっていくことでしょう。その時は今回のように、観客との握手会は出来なくなるでしょう。(←本人達が望んでも難しいでしょう)
初のワンマンライブ、そしてサプライズの握手会。それはとても記念になる、思い出に残るひと時だったと思います。そういう場所にいられたことに、私も幸せを感じています。

[ライブレポ # 8]

MOUNTAIN 『CLIMBING !』〈'70 アメリカ〉



1. MISSISSIPPI QUEEN
2. THEME FOR AN IMAGINARY WESTERN
3. NEVER IN MY LIFE
4. SILVER PAPER
5. FOR YASGUR'S FARM

6. TO MY FRIEND
7. THE LAIRD
8. SITTIN' ON A RAINBOW
9. BOYS IN THE BAND

現在、大型書店の音楽本の売り場を見ると、多数のディスクガイド本が並んでいます。
私も興味のあるガイド本を“研究資料”として持っていますが(笑)、一番初めに買ったガイド本は、ロッキングオンの社長である、渋谷陽一氏が記した『ロックベストアルバム・セレクション』(新潮文庫刊)でした。まさに喰い入るように読み、本当に勉強になりました。
この著書の中で、クリームの『WHEELS OF FIRE』が紹介されており、本文のあとに参考アルバムとして、このマウンテンの『CLIMBING !』の紹介もされていました。
当時それを読んだ弟が興味を持ち、この作品のCDを買ったのでした。
CDプレーヤーのプレイボタンを押して流れ出すHRに、兄弟してノックアウトされました。それがこの作品との出会いでした。

この作品はマウンテンの1stアルバム。ベースと、プロデューサーは、やはりクリームでプロデューサーを務め“クリームの第4のメンバー”とまで言われた、フェリックス・パパラルディ。
そのせいか、どこかカラッとした(?)アメリカンHRというより、叙情的なブリティッシュHRの雰囲気が漂っています。
全体としては泥臭いHR。1、3、8にいたってはまさに地響きのごとくヘヴィなHRが聴けます。
やはり、彼らの名曲の1でしょう。体の大きいレスリー・ウエストのバリバリしたギターと、吠えるVoにノックアウトされます。何度聴いてもたまらいHRです。この曲は“ベートーベンがロック・ミュージシャンなら、(このような曲を)作っていっただろう”と形容された、とある本で読んだことがあります。音楽理論はよくわかりませんが、ベートーベンの『運命』のような豪快さがあるのは、よくわかります。
HRだけでなく、ジャック・ブルースの名がクレジットされている2をはじめとした、哀愁漂うロック・バラードの5、7、9もいい味を出しています。
私個人は5が大好き。切ないパートと、力強いサビのパートのある曲で感動を呼びます。
それと、レスリー・ウエストの泣きのギターも1つの聴きどころだと思います。

これ以降のマウンテンの作品も聴いていますが、どこか器用(?)になっていくところがあります。
このアルバムはドンッとした、ストレートなHRが収録されているので、“マウンテン”というバンドを表している好作品だと思います。
私もこのアルバムが1番好きです。

ちなみに、1の一部分が子供番組『ひらけ、ポンキッキ』内での、あるショートコーナーのBGMで使用されていました。
なので、初めて聴いたとき「この曲、ポンキッキで使っていたよ~!」と興奮を覚えたことを追記しておきます。(笑)

[CD日記 '70洋楽編 # 40]

JEFF BECK 『BLOW BY BLOW』〈'75 イギリス〉



1. YOU KNOW WHAT I MEAN
2. SHE' A WOMAN
3. CONSTIPATED DUCK
4. AIR BLOWER
5. SCATTERBRAIN
6. CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS
7. THELONIUS
8. FREEWAY JAM
9. DIAMONND DUST                     

ジェフ・ベックの通算6作目。彼のインスト路線アルバムとしては最初のアルバム。
プロデュースに、ビートルズのプロデューサーとして有名なジョージ・マーティンを迎えて制作された作品です。

見事にバランスのとれた仕上がりのきれいな作品です。ある音楽誌で“ロック史上最も美しいギター・アルバム”という表現で紹介されていたのを読んだことがありますが、同感だと思います。
後年、ジェフのギターが前面に出ている仕上げの作品がほとんどですが(←彼が主役なので当たり前ですが・笑)、このアルバムではギターの個性はあまり強くなく、むしろ楽曲の一部に収まっている感じ。
またレコーディングメンバーのマックス・ミドルトン(←彼は“第2期”ジェフ・ベック・グループの元メンバー)のキーボードや、ジョージ・マーティンのオーケストラ(ストリングス)の起用によるアレンジが、このアルバムを美しいものとしています。

2はビートルズのカバー。スローなレゲエ調にアレンジされています。
5は名曲。タイトルの“スキャッターブレイン”とは“そわそわした人”という意味。確かに、その“そわそわ感”をイメージしている曲ですが、ここでは過激に熱くなることはなく、クールに徐々に熱を帯びていく展開の曲。曲中、バックを流れるマーティンのストリング・アレンジがとてもエレガントで綺麗です。何度聴いても飽きない曲だと思います。
そして、このアルバムのハイライト、スティービー・ワンダーのペンによるバラードの6。5分40秒近くの曲ですが、よく聴くと同じフレーズでも弾き方や音色が異なっていたりする、とても深い曲。個人的には、曲の終盤5分23秒あたりの少しトーンの掛かったフレーズが大好きで、感動に鳥肌が立ちます。

アナログ盤では1~5がA面、6~9がB面という構成。それぞれの面で1曲1曲の曲間が無いという仕上がりも聴き手を惹きつけます。
ただ私は、CDで最初から聴いた場合、6が終わったときには満腹感を得てしまい、それ以降はサラッと聴いてしまう感があります。あ、ファンキーな7、8、バラードの9もいい曲なんですよ。

このアルバムの現行輸入デジリマ盤は旧CDと比べると、けっこう音が良くなっていました。ちなみに国内盤のリマスター盤は何でも“日本独自で行ったリマスター”だそうで、そちらはチェックしていません。
現在私は、現行輸入デジリマCD、国内紙ジャケリマスターCD、アナログ盤2枚を持っています。
その紙ジャケ盤は、1995年、まだ紙ジャケ仕様が一般的(?)でない頃、ソニー・レコードがロック名盤のいくつかをSBMリマスターして、紙ジャケで限定盤として発売したもの。
当時は紙ジャケットのというのが珍しかったです。しかもSBMリマスターだったので、当時買いました。しかし今見ると、紙ジャケもけっこう厚紙で作られているのに気づかされます。↓↓↓


紙ジャケリマスター盤(1995年盤)

[CD日記 '70洋楽編 # 39]