まだまだ、酷暑が続きますね~

 

それでも9月に入ったというだけで

なんだか少し過ごしやすく感じるのは気のせい?

 

でも、私は夏が大好きなので、このままでいてほしい・・・

 

夏生まれだということもあって、

とにかく夏が大っ好きなんです。

 

そんな夏の花と言われれば、ヒマワリを思い浮かべる方も多いと思います。

 

私もそうです。夏の花は絶対ヒマワリ。

いつも太陽と向き合っているヒマワリです。

 

 

1970年にリリースされた

「ヒマワリ」というイタリア映画があります。

 

ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニという

イタリアの大スターが主演の

 

第二次世界大戦で引き裂かれた夫婦の悲しい物語です。

 

その映画の中に出てくる地平線にまで広がる一面のヒマワリ

 

圧巻の一場面ですが

撮影されたのは今のウクライナ

 

映画の背景が第二次世界大戦ということもあり、

なんとも言えない気持ちになります。

 

それはさておき

ヒマワリはよほど太陽がお好きなようです。

 

日の出の前に東を向いてスタンバイをして太陽を待ち望み、

太陽が昇り始めるとその光の方向にあわせて

東から西へ向きを変えます。

 

そして夜の間にまた

西から東へ向きを変えて、日の出を待つのだそうです。

 

そしてこのヒマワリ、

なかなかの仲間想いなんですって!

 

本来、植物は光をうばい合い

我先にと上へ上へ、前へ前へと出てくるものです。

 

ところが、ヒマワリは

仲間どうしで日陰を作らないように

お互いベストなポジションを探すためダンスを踊るのだそうです。

 

イスラエルのテルアビブ大学のヤスミ・メロズ教授によると

 

ヒマワリをたくさん植えると、

そのヒマワリたちはジグザグに成長し、

 

さらにある種の社会性のようなものを持つようになり
 

あるヒマワリが一歩前進したかと思えば

別のヒマワリは一歩後退する

 

このようにヒマワリはダンスを始めます。

 

なぜかって?

 

そう、お互いが太陽の恩恵を十分に受けられるように・・・

傍にいる仲間が日陰にならないように・・・

 

個々のヒマワリがそれぞれ気を遣い

結果的にはチームワークのような連帯を見せてくれるのだそうです。

 

ヒマワリってすごい!!!

 

競争だけが生き伸びる方法でないことを

ヒマワリは無言で教えてくれています。

 

まるで、生きてるみたい・・・

 

いやいや、もちろんホントに生きているんですけど、

こころがあるみたい・・・

 

人間もヒマワリから見習わなきゃいけないところが

たくさんあるってことですよね。

 

仲間との共存を大切にする。

自分だけが勝ち残るために争うのではなく

互いに支え合い、ともに成長する。

 

その姿勢は私たちにも大きな示唆を与えてくれます。

 

私たちの日本の歴史の中にも

極めて平和な時が1万年も続いた時代があったようです。

 

その時代とは?

 

それは縄文時代

 

縄文時代の遺跡から発掘された人骨には

欠けた形跡や争った傷がなかったことから

 

権力争いや奪い合いなどは

あまりみられなかったと言われています。

 

まだ稲作が始まっていなかったので

「あの村がうちの村より収穫がいいなんてけしからん」

といった争いもなく、

 

また、身分制度もなかったようです。

 

生きるためみんなが協力して狩猟していた時代

 

まさに「ヒマワリ」の世界じゃないですか!!!

 

そんないたって平和な時代が1万年も続いていたとは・・・

 

これは誇りですよね!!

 

そしてそのDNAは私たちの血の中に流れています。

 

だから、私たちも、

 

仲間との共存を大切にする。

自分だけが勝ち残るために争うのではなく

互いに支え合い、ともに成長する。

 

そんな「ヒマワリ」になれるんです。

 

太陽の恩恵をたくさん受けましょう!!!

 

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仲間を見捨てて自分だけぬくぬくと生きるなんて・・・

死ぬよりカッコ悪りぃやって

・・・そう思っただけさ・・・

 

ポップ(漫画「ダイの大冒険」)

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全体は個人のために

個人は全体のために存在する

 

アレクサンドル・デゥマ 

フランスの小説家

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音譜今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いします。音譜