いや~、昨日(7月8日)の首都圏はモーレツな暑さ!!!
強い日差しでぐんぐんと気温が上がり
千葉県市原市の牛久では
午前9時半過ぎにはすでに36℃越え、
午前10時前には、
東京都練馬区、府中市、千葉県茂原市などで
35℃以上の猛暑日になりました。
暑いはずだ~!
でもね、こんな暑い日は、
なにしろビールが美味しい!
いつもは赤ワインですが
夏には、キンキンに冷えた白ワインも最高です。
暑い夏だからこそ、特に美味しいものってありますよね。
暑さを乗り切るために
「涼」を感じるもの
「元気」が出るもの
そうめん、かき氷、冷やし中華、スイカ
ウナギ、焼肉・・・
やっぱり、夏っていいな~!
目で見て「美味しそう」って感じ
香りや食感を味わうことは
気持ちを前向きにします。
子供たちに人気のファーストフードに関して
ちょっとした心理学実験があります。
スタンフォード大学のトーマス・ロビンソン氏は
平均4.6歳の63名の子どもたちに
ハンバーガー、チキンナゲット、ミルク、にんじんスティックを食べてから、
美味しさを評価してもらいました。
ただし、商品は全く同じで、
片方はマグドナルドのロゴのある包み紙に入れられていて
もう片方は、無地の包み紙に入れられていました。
すると、ご想像通り、
マグドナルドのロゴが入っていると
子どもたちは「美味しい」と感じることがわかりました。
そして、これは「食のプラセボ効果」と呼ばれているのだそうです。
(「プラセボ効果」とは、まったく薬の効果を持たない薬(例えば小麦粉など)を飲んでも、
薬の効果が出てしまうことです。)
「子どもだからでしょ?!」
「私はそんなことではだまされないわ!」
とあなたはおっしゃるかもしれません。
でも、こんな実験もあるんですよ。
2008年、カリフォルニア工科大学のヒルク・プラスマン氏は
次のような実験を行いました。
21~30歳の20人に
同じワイン(被験者には同じワインだとは知らせていません)を何回か飲んでもらいます。
その際、毎回異なった値段を告げた後に飲んでもらいました。
例えば、
「このワインは5ドルです」
「次は90ドルのワインですよ」のようにです。
そして、その度に脳活動を測定しました。
すると、被験者は同じワインを飲んでいても
高い価格を提示された場合の方が美味しいと感じるし、
脳の働きからも
楽しさや心地よさを司る部位が
活発に活動していることがわかったそうです。
「高いワインなら、きっと美味しいに違いない!」
って、期待しちゃいますよね。
リーズナブルなワインでも
上手にだまされて
「美味し~、このワイン!」
と、幸せを感じましょう。
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日常の中で
一番カンタンに幸せになる方法は
丁寧にごはんと向き合い、
味わうことだと思うんです。
「(いのちを)いただきます」と
感謝で手を合わせて
「ごちそう様でした。」と
作ってくれた人、
そして食べたものに関わったすべての人たちに
感謝の気持ちを伝える。
この一連の食べるという行為に
幸せがいっぱいある。
丁寧にごはんに向き合ったら
人は幸せにしかなれないんだよね。
ひすいこたろう 作家
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たくさんの人や自然の命のおかげで
毎日の食事は成り立っています。
「自然の中の命」をいただきます。
「ごちそう様」は「馳走」という言葉からきていて、
「馳走」とは「走り回ること、奔走、歓待すること」
という意味があるそうです。
ですから、「ごちそう様」とは
食材を育ててくれたり、運んでくれたり、
調理してくれたりの尽力への感謝の気持ちが込められています。
奥深くて、素敵な日本語ですね。
今年の土用丑の日は
7月24日と8月5日の2日
名古屋では「鰻の供養」のため
あえてこの土用丑の日に休業する鰻屋さんもあるそうです。
食事から
「涼」と「元気」をたくさん取り入れて
夏を元気に過ごしましょう。
食事ができる環境に生かされていることに感謝です。
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食物を愛するよりも誠実な愛はない
ジョージ・バーナード・ショー
アイルランドの作家
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若さを保つ秘訣は
正直に生き、
ゆっくり食べ、
年齢をごまかすことです。
ルシール・ボール アメリカの女優
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今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いいたします。