1983年の東京ディズニーランドの開園当時、

 

初めて東京ディズニーランドに行ったとき

 

ここはまさに「夢と魔法の王国」って思いました。

 

それ以前にカリフォルニアにあるディズニーランドを

訪れたことはありますが、

 

もちろん、そのときは大はしゃぎでしたが、

そもそもアメリカという異国にいるわけなので

 

初めての東京ディズニーランドで感じたような

「別世界」感はあまり感じられませんでした。

 

でも東京ディズニーランドは足を一歩踏み入れただけで、

 

そこは、もう、

 

別世界!!飛び出すハート

 

ショーやパレードはもちろん

カストーディアル(お掃除をしてくださる人)や

ショップやレストランのキャストなども

 

「夢と魔法の王国」の重要な登場人物

 

笑顔でテキパキとした対応に

ディズニーランドでお仕事をしていることのプライドを感じました。

 

どうして、そこまでプライドを持ってお仕事ができるのかしら?

 

もちろん素晴らしい「夢と魔法の王国」で

ワクワクしながらお仕事をしているということもありますが

 

「ゲストの方々に注目されているから」ともいえるのではないでしょうか。

 

 

今から100年前の1924年から1932年まで

8年間にわたり

おもしろい実験が行われました。

 

その実験は

アメリカのイリノイ州シカゴ郊外のウェスタン・エレクトリック社の

ホーソン工場で行なわれたのです。

 

目的は

工場で働く人たちの賃金、休息時間、照明、温度など

いろいろな条件を変化させて

従業員が製品を組み立てる作業効率にどのように影響するかを

試すものでした。

 

照明による実験

 

仕事の環境に照明の明るさは関係すると思われますか?

 

仕事内容にもよりますが、

実験が行われたのが工場だったので

そりゃ、明るい方がいいと思いませんか。

 

二つのお部屋に分けて

 

一つはいつもの明るさより明るく

もう一つは、いつもの明るさより暗く

 

ところが

 

結果は

 

どちらも生産性がアップ!!

 

照明の変化に生産性は関係なかったようです。

 

組み立て実験

 

お給料や休息時間を増やしてみました。

 

お給料や休息時間が増えると

それは、嬉しですよね。

 

嬉しいから、生産性もアップ‼

 

はい、うなづけます。

 

次に

お給料や休息時間をもとに戻します。

 

「改善」ではなく「改悪」なので

誰だってモチベーションは下がりますよね。

 

モチベーションが下がれば当然、

生産性も落ちると思いきや、

 

それが

 

作業能率は引き続き向上したんだそうです。

 

条件が悪くなった(もとに戻った)のに

作業能率は引き続き向上って

 

どういうこと?

 

実験は後2つ続くのですが、

 

ここまでの実験を通して

ある仮説がたてられました。

 

照明や、お給料、休息時間などの外的要因と

生産性の向上との関係は見つからなかったのですが

 

仲間意識や実験に選ばれたことへの誇りが

仕事のモチベーションに影響したという仮説が立てられたのです。

 

つまり、

 

「ねぇねぇ、今度、偉い人たちが

私たちのところに、視察に来るんだって!」

 

などという噂が広まると

従業員が一致団結したかのように

 

「それなら、いいとこ、みせなきゃ!」

 

という気になって

 

職場の仲間意識が生産性アップにつながったということです。

 

これは実験が行われたホーソン工場にちなんで

「ホーソン効果」と呼ばれています。

 

その後の実験でも

職場の人間関係と生産性向上の関係が確認されているようです。

 

Hmmmmmm・・・・・納得!

 

ディズニーランドでお仕事していらっしゃる

キャストのお一人お一人が

見えないところで団結して

 

プライドを持ってお仕事をする

 

それが、ゲストを喜ばせて

さらに注目度が高まる。

 

そしてそれが「夢と魔法の王国」へ・・・

 

大きな「ホーソン効果」ですよね。

 

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ここは夢が溢れる

最高に幸せなところさ!

 

セレブレイト 東京ディズニーランド

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与えることは最高の喜びだ

他人に喜びを運ぶ人は、

自分自身の喜びと満足を得る

 

ウォルト・ディズニー

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音譜今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いいたします。音譜