「緋文字」（ひもんじ）という小説をご存知でしょうか。
日本ではあまりなじみがない小説ですが、
アメリカのナサニエル・ホーソンの作品で
アメリカ文学の傑作のひとつと言われています。
ナサニエルは小説の執筆をしていましいたが
生活が苦しいことから税関史として働いていました。
ところが、その税関史の仕事がクビになったしまたのです。
妻のソフィアを悲しませたくない・・・
ナサニエルはすっかり落ち込んでしまいました。
ソフィアはなんて言うだろう・・・
そう思いながらも勇気をもって、
ことの次第をソフィアに打ち明けました。
「さぞがっかりするだろう・・」と思っていたソフィアですが・・・
さも嬉しそうにこう答えたのです。
「よかったじゃない、あなた！
これで念願の本が書けるじゃない!!!」
「えっ？
それもそうだけど・・・ソフィア、
僕が本を書き出したら、どうやって生活していくの？」
と、ナサニエルはまだ沈んだ声で言いました。
すると、ソフィアは黙ってタンスの引き出しを開けたのです。
そこには、かなりのお金が束ねてありました。
驚いたナサニエル！
「ど、どうしてこんなにたくさんのお金がここにあるんだい？」
「あなたは天才だって、ずっと信じてたわ。
だからその日のために
毎週のお給料から少しずつ貯めてたのよ。
これだけのお金があれば
何とか1年ぐらいは生活していけるわ」
そうソフィアは嬉しそうに答えました。
そしてその翌年の1850年、
ナサニエルは「緋文字」を発表して一躍注目を浴びたのでした。
「緋文字」誕生の裏には、
こんなソフィアの励ましがあったのです。
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人を喜ばせるには、ほんの少しで十分だ。
励まし、握手、微笑み
おかげでそれまで持っていた疑念と恐怖が消える
その結果、計画していた課題を
やり遂げることができる
アイダ・ゴールドスミス・モリス アメリカの詩人
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どんな人でも励ましを必要としています。
特に落ち込んだ時・・・
自分に自信がなくなった時・・・
励ましの力は偉大で
人を大きく変えることができますよね。
励まされた人は
自分の価値に気づき
自分が思ってる以上の力を発揮できるんです。
人を励ますことは誰にでもできます。
お金もかかりません。
言葉だけでなく、微笑んだり
手を握ったり、肩を叩いたり
ハグをしたり・・・
あなたらしく励ませばいいんです。
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人からの励ましの言葉は素直に受け取め
励ましてもらったことに感謝する
今度はあなたが他の人を励ますように生きると
人生はドンドン良い方向に進んでいくもの
励ます人は励まされる
ゲッターズ飯田 占い師
2021年5月27日Amebloより
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1865年4月14日（金曜日）
エイブラハム・リンカーン大統領は
アメリカの首都ワシントンD.C.にあるフォード劇場で
暗殺されました。
ワシントンD.C.のスミソニアン博物館には
その日、リンカーンが所持していたものが展示されています。
自分の名前が入った小さなハンカチ、
綿の紐のついたメガネ入れとレンズ拭き、
一枚の5ドル紙幣が入った皮財布、
そして、古い新聞記事の切り抜きが8枚
その記事には
「リンカーン大統領はアメリカ史上最も偉大な政治家の一人である」
という賞賛の言葉が書かれてありました。
え～っ、リンカーン大統領ともあろう人が
なぜ古い新聞の切り抜きを？
人種差別が激しかった当時、
リンカーン大統領のとった奴隷解放宣言は
多くの人の賞賛を得ている一方
多くの人の批判の対象にもなっていました。
おそらく批判する人たちからの誹謗中傷で
神経もすり減っていたことでしょう。
そんな中、自分を信じてくれる人たちの存在は
リンカーン大統領にとって大きな「励まし」になっていたのだと思います。
自信が揺らいだ時
リンカーン大統領はそっとそれらの記事を読んで
自分を取り戻していたのかもしれません。
リンカーン大統領が偉大であるだけに、人間味が感じられませんか。
リンカーン大統領 最後のシルクハット
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励ましの秘訣は
相手の心に希望を持たせることです。
人の心に希望の明かりをともすような
優しい言葉をかけることが大切です。
ジョン・Ｃ・マクスウェル アメリカの著作家
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あなたの周りの誰かに、
別に落ち込んでいなくても
なにか励ましの言葉をかけてみませんか。
それと同じように、
自分が落ち込んだ時、
鏡の中の自分に向かって「優しい言葉」を
かけてみてください。
「そのままでいいんだよ」
「明日はもっともっと素敵になってるよ」
って・・・
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毎日新しいことが起きる
これは神様の贈り物
人も毎日生まれ変わる
だからあきらめてはいけない
ユダヤのことわざ
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さぁ、明日は別の私、
頑張ろう！！
今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いいたします。