ボールペンが消せる？？
うっそ～？
17年前は誰もがそう思っていました。
ボールペンは消せないっていう常識を大きく覆した製品
それは2007年に販売開始された
パイロットコーポレーションのフリクションペン
今や私にとっては必需品です。
フリクションのＣＭにもあるように
「間違いは直せる」ので
「考えてから書く」のではなく「書きながら考えること」ができます。
初めてフリクションペンを買った時は
子どもみたいに、意味もなく、
書いては消し、書いては消しをくり返したものでした。
万年筆が斜陽傾向にあったころ
パイロットコーポレーションの中筋憲一さんは
新商品開発に明け暮れていました。
やがて中筋さんは温度で色が変わるインクを開発。
一夜で緑から赤に変わる紅葉を見て
「温度差のもたらす作用」に着目し、思いついたのだそうです。
摩擦熱を加えるとインクの色が変わるというものだったのですが
残念ながらヒット商品にはなりませんでした。
それから何年も経ったある日
パイロットコーポレーションのフランス支社長が
訪ねて来て
「フランスでは子どもでも
勉強に万年筆やボールペンを使うことが一般的なので
間違えた時に文字が消せるボールペンがあればいい。
温度でインクの色が変わるのなら
温度で文字が消せるボールペンを作ってみたらどうか？」
と提案してきたのです。
それから
「色の変わるインク」を「温度で透明になるインク」に改良
こうして大ヒット商品が生まれました。
そして今では全世界で22億本も売れるメガヒット商品
凄いですね👏
ここでちょっとトリビア
付属しているラバーでこすり、
その摩擦で熱を発することで透明になるという仕組みなので
ただ透明になるだけで筆跡が消えるわけではありません。
ですから、冷凍庫などで冷やすことで色がもとに戻るようです。
65℃で色が完全に消え、
マイナス20℃で完全に色が戻るそうですよ。
2007年発売当時のフリクションのＣＭでは
女優の相武紗季さんが
煙突の煙、電車内で大声で話す乗客の携帯電話、ベビーカーの前の階段など
日常生活の中で「ないといいな」と思うものを次々に消していきます
そして最後に
「失恋しちゃった」を「いい恋しちゃった」に書き直します。
2009年のフリクションのＣＭでは
人物は出てこないのですが、ノートに書かれた
「孤独」「格差」「後悔」「無駄遣い」「エゴ」「あきらめ」「ゴミ」
等のネガティブな単語が
次々にフリクションペンで消されていき
「消したいものは何ですか？」とのナレーションの後に
「失望」の「失」を消して「希望」に書き直すのです。
そうなんですね。
書き換えられるんですよ
それだったら
今、心の中にある嫌なこと、忘れたいことをぜ～んぶ
フリクションペンで消して
好きなように書き直しちゃいましょうよ！
これって、楽しく生きていく上で
とても大切なことだと思うんです。
斎藤一人さんの著書
「お金の真理」からの抜粋です。
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私のところに相談に来て
その後、出世したり成功したりする人には
ある共通することがあります。
それは、過去に起こった嫌なできごとや失敗を
「それでよかったんだ」と認めることができたことです。
逆に変われない人というのは
「あのとき、こうしなければ・・・」とか
「…が許せない」と、
過ぎ去ったことにいつまでもしがみついています。
「過去は変えられないけど、未来は変えられる」
って言う人が多いけれど、
まず、過去のできごとを許したり、
認めて手放したりしないと
いつまでも前に進めないし、
未来を変えることもできないんだよ。
どんなことがあっても、何が起こっても、
最後に「これでよかったんだ」と思えれば
それは「いいこと」になります。
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誰にだって過去に
忘れたいことや嫌だったことの一つや二つ
いえいえ、もっともっとたくさんありますよね。
経営コンサルタントの船井幸雄さんは
「起こるべきことはすべて必要、必然」
とおっしゃっています。
それぞれに意味があるということです。
一見不運に見えることの中から
何か大切なことを学んだかもしれませんね。
思い出は後でいかようにも変えられます。
人間は、「今がおもしろい。今が幸せだ。」と思えば
過去の「不幸」が「幸せなこと」に思えてくるんです。
時間が経つにつれて
そして自分が成長するにつれて
見える世界が変わっていきます。
見える世界が変わると
価値観も変わってきます。
価値観が変われば
過去のできごとへの見方も変わってくるのです。
「過去の嫌なできごとが、今の自分の宝なんだ」
と思えてくるかもしれません。
こうして過去は変えることができるのです。
フリクションペンで嫌なことはぜ～んぶ消して
「だから今は幸せなんだ！」と書き換えてみませんか。
最後に😊マークなんかつけるのもありですね。
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人は書くことで自分と向き合い
消すことで次のアイディアの居場所をつくる
消せるから書けることもある
パイロットＣＭ 「二人の自分編」
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今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いいたします。