ワインが飲める18歳

こうやってブログを書き始める時,

最初にテーブルにあるのはパソコンとマウスだけ

テーマが決まると、構成をメモするために

ノートとペンを取り出します。

そのうち何かネットで調べたくなってスマホが登場

「あっ、あの本にこんなこと書いてあったな！」と思いついて

本を取ってくる。

そして「しおり」代わりに

付箋を取り出してつける・・・

立ったついでにコーヒーをいれる・・・

こんなことをしていくうちに

気がついたら、テーブルの上はものだらけ・・・

散らかったテーブルの上は、

「片付ける」という行動を起こさない限り

勝手に片付くことはありません。

お料理をしている時も同じですよね。

ブログを書きながら飲もうと思った熱いコーヒーも

時間が経つにつれて冷めていきます。

あなたが温めなおさなければ

冷めたコーヒーが再び熱くなることだってありません。

すべて自然な流れ

「当たり前のこと」なんです。

このように「当たり前のこと」は

「エントロピー増大の法則」という物理法則で説明できるようです。

何、その「エントロピー増大の法則」って？

「エントロピー増大の法則」とは物理学の言葉で、

「ものごとは放っておくと、乱雑・無秩序複雑な方向に向かい

自発的にもとに戻ることはない」という法則です。

「エントロピー」とはその「乱雑で無秩序な状態の度合い」なのだそうです。

ですから、「エントロピー増大の法則」とは

テーブルの上が散らかる、コーヒーが冷めるなど

その「乱雑で無秩序な状態」がどんどん増えていくということになります。

コーヒーに入れたミルクも

徐々にコーヒーに混じり始めますが

元のようにコーヒーとミルクに勝手に分かれることはありません。

建物もそうですよね。

建てられた当初は色鮮やかだった建物も

長い年月が経つうちに風化していきます。

周りのものすべて、

形あるものはその形がなくなる方向にしか進まないのです。

「覆水盆に返らず」のことわざ通り、

一度こぼれた水を再びお盆に戻そうとしたって

それは無理な話です。

私たちの思考にも言えます。

目標を持ってしっかりスケジューリングしたつもりでも

「今日は、まっいいか！」と

何か言い訳を探してその日はパス！

一度下がってしまったモチベーションは

なかなか元に戻りにくいですよね。

これらはすべて

逃げられない「宇宙の大原則」なのだそうです。

その「エントロピー増大の法則」は

生命を持つものにも降り注いできます。

綺麗な花を咲かせて私たちを楽しませてくれる植物も

いつかは枯れてしまいます。

鏡の前に立った時、見たくはないのに見えるもの

シワ、シミ、抜け毛、ハリのない肌・・・

それに最近「物忘れ」が多くなったし

何をするにも時間がかかるようになった・・・

「あ～ん、年とりたくない～」と言っても

これも「エントロピー増大の法則」です。

「宇宙の大原則」なのですから

逆らうことはできません。

でも、綺麗なお花も

毎日お水を替えて、

「いいエネルギーをありがとう！」って

感謝の言葉をかけたりすることで

より長くお花を楽しむことができますよね。

同じことが私たちにも言えるのではないでしょうか。

ここからは小林正観さんの「ありがとうの神様」に書かれていた内容です。

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アメリカのある大学の心理学チームが

「私はまだ40歳」と考える1000人のグループ

「私はもう40歳」と考える1000人のグループ

この2つのグループを追跡調査したことがあります。

2つのグループの平均寿命を調べたのですが、

どちらが長かったのか

もう想像がつきますよね。

何ヶ月という単位ではなく10年という単位で

「私はまだ40歳」と考える1000人のグループ」の方が

平均寿命が長かったそうです。

「もう40歳」と考えた人は、

その先も「もう50歳」「もう60歳」と考えたはずです。

「どんどん自分は老け込んでいく」と自分の体に言い聞かせ

その通りに体が反応したのかもしれません。

一方、「まだ40歳」と考えている人は

「まだまだあれもできる」「これもできる」「まだ若い」と

前向きに考えることができるので

身体にもプラスに作用したのでしょう。

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たった「もう」と「まだ」の違いだけなのに

差は歴然!!!

自分へのプラスの言葉がけが、いかに大切かがよくわかります。

私の大好きなＣＭの一つ

2017年の西武・そごうのＣＭ「わたしは、私」

出演は樹木希林さん

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今年、あなたはひとつ歳を取る

その度に、年相応にとか

いい年をしてとか、つまらない言葉が、

あなたを縛ろうとする。

あなたは、耳を貸す必要なんてない。

世間の見る目なんて

いつだって後から変わる。

着たことのない服に袖を通して、

見たこともない自分に心躍らせる。

他の誰でもない「私」を楽しむ。

そんな2017年が、

あなたには必要なのだから。

年齢を脱ぐ。

冒険を着る。

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最後の

年齢を脱ぐ。

冒険を着る。

刺さりすぎます!!!

もちろんコピーライターの方が書いた作品でしょうが

最期の最期まで、人生を自然体で楽しんだ、

そんな樹木希林さんの人生感と合い交え

なんとも言えない味を醸し出しています。

年齢を脱ぎましょう!!!

冒険を着ましょう!!!

そう、今が人生で一番若いんだから・・・

私はワインが飲める18歳

本気でそう思っています。

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いくつになっても

おしゃれ心を失わないこと

好奇心を失わないこと

若い人と付き合うこと

瀬戸内寂聴　作家