世界の古代四大文明と言えば
メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、そして中国文明
これらの文明に共通するのは
いずれも大きな川(河)が流れていること
メソポタミア文明には
チグリス・ユーフラテス川
エジプトにはナイル川
インダス文明にはガンジス川
そして中国文明には黄河
水は人々の飲料水・生活用水となり、
作物や家畜を育て
舟を浮かべて荷物を運び
経済を発展させてきました。
豊富が水があったからこそ古代文明が育まれ、発達したのです。
すべての生物は水がないと生きていけません。
防災対策でも水の確保が一番に挙げられますよね。
水は生命の起源であり
万物に恩恵を施します
そしてなりより
私たちの体自身も60%が水分だと言われています。
蛇口から当たり前のように出てくる水
もし水が止まってしまったら
トイレも、お風呂も、洗濯も、炊事も
なにもできなくなってしまいます。
古代中国の思想家の老子は
そんな必要不可欠な水を人生に例えて
「水の上善は水のごとし」と言っています。
「水のように生きることがベストな生き方」と言う意味なのでしょう。
水から学ぶものがたくさんあります。
☆柔軟性
水の形は何でしょう?
水自体には形はないですよね。
ではワイングラスに水を注いだとします。
ワイングラスの形通りに水が映し出されます。
今度は別の形のグラスに水を注いでみてください。
当然のことながら
水はそのグラスに合わせて形を変えます。
グラスでなくても、どんな器の形にも合わせて
丸でも、四角でも、三角でも
決してより選り好みをすることなく平等に
水は自由自在に形を変えていきます。
自己主張するのではなく
静かに柔軟に相手に合わせていくのです。
いつも柔軟で平等
☆低いところに身をおく
水は高いところから低いところへと流れていきます。
山に降った雨は下へ流れ、
やがては一筋の川となって海に注がれるのです。
上へ上へと行こうとするのではなく
どんな時代でも、謙虚さが大切なんですね。
☆すごいエネルギー
一見静かにみえる水も、岩を砕き、山を削るエネルギーがあります。
お釈迦様もまた
「水のように生きなさい」と教えてくれています。
人間関係の摩擦の心について三通りの人がいるそうです。
岩のような人
砂のような人
水のような人
☆岩のような人
岩に文字を書くといつまでも消えずに残るように
「あいつのせいでこうなった!」と
怒り、恨み、妬み
他責の念で心安らぐことがありません。
☆砂のような人
砂に文字を書けばあとは残ります。
その間は怒りの心を持ちますが
やがて波が押し寄せて、静かに文字を流し去ります。
そしてまた、穏やかな砂に戻るのです。
☆水のような人
水に文字が書けないように
どんな人からどんなことを言われようとも
平然な心でいられることです。
「水のような人」
そんな大河のような境地になれたら
どんなにいいでしょうね。
(まだまだ修行が必要な私)
水の総量は地球が誕生して以来
ほとんど変わらずに
地球上を循環し続けているのだそうです。
いろいろな宗教行事で水が使われます。
水を通した光景、音、香りは
人々に癒しを与えてくれます。
そして生命の源として、万物に恩恵を施します。
感謝
この神秘な水
いただくたびに感謝を伝えたいです。
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水は高い方から低い方へと流れていきます。
人間も自然の摂理に任せて生きていくべきです。
鴨下一郎 政治家・医師
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今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いいたします。