昔、ギリシャに
「ネメシス」という女神さまがいらっしゃいました。
ネメシスは
「人間の思い上がりを憤って罰する」女神さまでした。
とっても美しい女神さまなのですが
粛々と神罰を下す怖～い女神さまでもあったのです。
そのネメシス様が
厳しい罰を与えなければならない
人間として最も卑しむべきこととして
「7つの大罪」を挙げています。
1 自慢ばかりして高慢なこと
2 すぐカッとなって怒ること
3 ケチなこと
4 他人をねたむこと
5 大食であること
6 贅沢をすること
7 怠け者なこと
何故「大食」は罪なのかなぁ？
自己管理ができてないから？
それとも、周りに分け与えることをしないから？？
でも、その他はネメシス様に
是非、神罰をお願いしたいところですよね。
最近、「カスハラ」が社会問題として取り上げらています。
「カスハラ」とはカスターマーハラスメントの略で、
客や取引先が立場の優位性を利用し、
理不尽なクレームや暴言を吐いたり
不当な要求をすることです。
飲食店、コンビニ、スーパー、介護施設、交通機関、
コールセンター、医療関係、役所など
被害の業種はありとあらゆるところに・・・
その結果、辞職に追いやられたり、
精神を病んでしまったり、雇用が定着しなかったりと
いろいろな被害が出ているそうです。
カスハラの一例です。
購入したタオルケットに穴が開いていたと
ある女性が店舗に来ました。
店舗側は返品を受け付けたのですが
女性はそれでは足らずに土下座を要求
土下座する様子を写真に撮って
SNSに投稿
さらに、家まで謝罪に来るように要求したそうです。
この女性、結局は、強要罪で逮捕されました。
ネメシス様、
神罰を下していただいてありがとうございます!!!
でも、どうしてこんなことが
起きてしまうんでしょうね？
「お客様は神様」なんだから当然・・・
お金払ってるんだから当然・・・
そんな勘違いが、
ここまで傲慢な態度に変身させるのでしょうか。
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威張る男の人って、
要するにまだ一流でないってことなのよ。
オードリー・ヘップバーン アメリカの女優
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オードリーさん、
よくぞおっしゃってくださいました!!!
この言葉、スッキリします～～
男性だけじゃないですよね。
やはり愛と包容力のある人が魅力なんです。
江戸しぐさ語りべの会の越川禮子さんも
「江戸時代の庶民の間では、
必要以上に威張ることは
下等の人間のすること。
とくに抵抗できない人の立場に対して
必要以上に威張ることは野暮の極み、
最下等の人間と位置付けられていたのです。」
とおっしゃっています。
世が世なら「野暮の極み」な行為をやってしまうなんて
悲しいです。
「カスハラ」の例ほどではないにしろ
傲慢な人っていますよね。
傍から見ていても、いやな感じがします。
おそらく自分を必要以上に認められたいという
心の裏返しなのでしょうか。
かえって、人が離れてしまうのに・・・・・
寂しいです。
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威張るなよ。
威張っちゃダメだよ。
斎藤 一人 実業家
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小林正観さんは
著書「すべてを味方 すべてが味方」の中で
このようにおっしゃっています。
「どんな立場でも腹を立てたり、怒ったりしない人を
人格者といいますが、
その人格者である社長のもとには
その人格者に合った
人柄もよく一生懸命に仕事をしてくれる人が
集まってきます。
怒鳴ったり、威張ったり、イライラする人には
その人格にちょうどいい“イライラさせる社員”しか
集まってこないのです。」
まさに引き寄せ！
「花は香り 人は人柄」
見た目にはいくら華やかで奇麗でも
造花には人を魅了する香りがありません。
それと同じように
傲慢で人間力のない人には
なんの魅力も感んじないのです。
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傲慢の代名詞ともいわれる
「ドラえもん」のジャイアンの名言です。
お前の物は俺の物、俺の物も俺の物
欲しいいものはどんな手を使っても
手に入れるのが俺様だ
のび太のくせに生意気な
正しいのは、いつもおれだ
神様、俺様、仏様
この町でオレにかなうものはない
オレは王様だ
盗ったんじゃない、借りただけ
いつ返すか決めてないだけだ
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傲慢、そのものですね。
こんなジャイアンですが
こんなことも言っています。
「友だちに助けをもとめられて
知らん顔していられるか！」
「この人並み外れた強さを
正義のために、役立てたいと思うんんだ、おれは」
「自分さえよければいいという考えはいけない！」
憎めない、天下無敵のジャイアン！
ネメシス様、
どうかジャイアンには神罰を下さないでください！
お願いします!!!
今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いいたします。