お庭の梅が咲きました~

 

それも一輪だけではなく

五輪ほど一気に

 

例年よりちょっと早いのかな~?

 

桃や桜は満開が好きですが、

梅はこの一輪がいい!

 

大寒の今、待ち望んでいる春を

感じるからです。

 

梅一輪 一輪ほどの 暖かさ

 

これは芭蕉の弟子の服部嵐雪の句で

 

梅のつぼみが一輪ほころび

また一輪ほころび

それにつれて少しずつ暖かくなってくる

 

と、春の訪れを表しています。

 

昼間はぽかぽかと暖かい日もありますが

朝夕はまだまだ冷たい。

 

北風が吹いたら

思わずマフラーに顔をうずめてしまいますよね。

 

そんな時思い出すのが

 

「北風と太陽」のお話

 

お話はあまりにも有名なので

あらすじは割愛させていただきますが

お馴染みのイソップ童話のひとつです。

 

イソップ童話は

ギリシャのイソップ(アイソポス)によって語られた

動物寓話集

 

成立は

紀元前6世紀ごろまでに遡り

 

擬人化された動物を通し

ギリシャの一般市民に

 

どうしたら人生を平穏無事に過ごせるかの教訓を

伝えていました。

 

「北風と太陽」は

そんなイソップ物語の中でも

 

特によく知られているお話の一つです。

 

デール・カーネギーの著書

「人を動かす」にもこの寓話が出てきます。                

 

デール・カーネギーは

 

人を動かすには

命令や強制ではなく

相手が自ら動いてくれるように

導くことが大切と

説いています。

 

 

ジャック・キャンフィールドさんと

マーク・ハンセンさん共著の

「心のチキンスープ」の中に

こんなエピソードがありました。

 

ある大学で社会学を学ぶ学生たちが

 

ボルチモア(アメリカ、メリーランド州)の

スラム街に住む少年200人を対象に

 

一人一人の家庭環境と生い立ちを調査し

少年たちの将来性についての

レポートをまとめたところ

 

どの学生も

「これらの少年たちには

なんの将来も期待できないだろう」

と結論付けたのです。

 

それから25年後、

ある社会学の教授がその時の調査研究を見つけ

少年たちのその後を調べてみました。

 

200人のうち追跡できたのは180人

 

なんとその180人のうちの176人

 

弁護士、医者、ビジネスマンとして

人並以上の成功を収めていることが

わかったのです。

 

教授は興味をそそられ

一人一人に逢いに出かけ、こう聞いたのです。

 

「あなたを成功に導いたものは

何だったのですか?」

 

すると誰もが感慨を込めて

ある先生の名前を挙げたのでした。

 

教授はますます興味をそそられ

まだ健在のその女性の先生を訪ねていき、

質問しました。

 

「あなたはいったいどんな魔法を使ったのですか?」

 

その先生は、パッと顔を輝かせ

口もとに微笑を浮かべると答えました。

 

「とても簡単なことです。

私は生徒たちを愛したのです。

 

 

これぞ太陽です。飛び出すハート

 

スラム街の子どもたちに

太陽のエネルギーを

与え続けてきたんでしょうね。

 

きっと、子どもたちは

自分を信じる力、人生を切り開く強さ、

周りに感謝する優しさを

 

この太陽のような先生から

教えられたのでしょう。

 

 

ところで、この「北風と太陽」のお話の前に

「北風が勝つ」ストーリーがあるのを

ご存でしたか。

 

 

一番目の勝負は

「旅人の帽子を脱がした方が勝ち」だったんですって!!

 

そこでは

まず太陽が旅人を

強い日差しで照らします。

 

あまりの暑さに

旅人は一層深く帽子をかぶってしまいました。

 

今度は北風の番

 

旅人に向かって

思いっきり強い風を吹かしたところ

帽子は飛んで行きました。

 

はい、北風の勝ち!!

 

こんなストーリーです

 

これじゃあ、

良く知られている「北風と太陽」の教訓と

違ってきちゃう!

 

調べたところ

 

「物事は何事にも適切な手段が必要」

ということを伝えたいんだそうですが・・・

 

つまり、旅人の帽子を脱がせるには

北風のやり方がいいし、

 

コートを脱がせるには

太陽のやり方がいい

 

う~ん、

なんか無理があって

しっくりこないな~!

 

でも、

 

そもそも

北風と太陽は

どうして争ったの?
 

 

仲良くしようよ~!

 

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ニコニコして、常に機嫌のいい人が

この世をリードしていくんです。

周りが機嫌のいい方に合わせてくれますから

 

(斎藤一人 実業家)

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音譜今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いいたします。音譜