「忙しい」

「もっと時間があれば・・・」

 

誰もが思うこと。

 

では

「1秒を無駄にしていませんか?」と聞かれると

ドキッとしますよね。

 

まぁ、何を無駄な時間と呼ぶかですが

 

ソファーでぼーっとしている時間が

無駄な時間とは思わないし

 

電車を待っている時間は

できればない方がいい。

 

趣味の時間は楽しいけど

やりすぎると他に影響が出ることもあるし・・・

 

時間は一日24時間

誰にでも平等に与えられています。

 

ですから、どう工夫して大切な時間を

作っていくかが問われるのです。

 

近年、「隙間時間」に関心が高まり

 

「隙間時間の活用法」のような

ハウツー本も多く出されています。

 

隙間時間とは

予定と予定の間に生じる短い空き時間のこと

 

例えば

電車やエレベーターを待っている時や

移動中のことを言います。

 

 

パナソニック株式会社が

20~50代の男女640人を対象に行った

アンケート調査によると

 

8割の人が

隙間時間を無駄に過ごしたことがある

 

と回答しています。

 

では

隙間時間をどのように過ごすか

の質問には

 

テレビや動画を観る、ネット検索、

ぼーっとする、人間観察

等さまざま

 

リラックス系が多いようですね。

 

私はもっぱら読書かメールの返信

 

あなたはどうですか?

 

実業家の古市幸雄さん

 

隙間時間を利用した勉強を

勧めています。

 

 

勉強と聞くと

机の前で本とノートを広げ

集中して何かに取り組んでいる姿を

イメージする方が多いと思いますが、

 

そうではなくて

 

あなた自身に磨きをかけるための時間

考えればいいようです。

 

ところで

この隙間時間て

 

勉強にはとても向いているようです。

 

なんでも、人には

 

達成できなかったことや

中途半端に中断していることは

 

達成したことよりも

記憶に残りやすい・・・

 

との心理効果があるそうです。

(ちょっとわかりにくいですね。

後で説明します。)

 

これは旧ソビエトの心理学

ブルーマ・ツァイガルニクにより

提唱されたため

 

ツァイガルニク効果と呼ばれています。

 

実証実験では

 

A,Bの二つのグループに分かれ

簡単な軽作業を行いました。

 

A 最後まで軽作業を行って、次の作業にとりかかる。

B 途中で軽作業を中断して、次の作業に取りかかる。

 

AB

軽作業をきちんと終わせて次に移るか

途中で終わらせて次に移るかの

違いです。

 

すべての軽作業を終わった時点で

 

「今まで、どんな種類の軽作業を

していましたか?」と

質問します。

 

その結果、作業を中断されたBの方が

Aの数倍も

軽作業の種類を答えられました。

 

この結果から

 

何かを完了するよりも

中断した方が記憶力が向上することが

わかりました。

 

ちょっとわかりにくいので

学習に当てはめてみますね。

 

1章が10ページあったとします。

 

集中して10ページを

頑張って完了させるより

 

たとえば4ページやってから中断し、

また3ページやってから中断し、

そして3ページやってから中断した方が

 

いい結果が得られるということです。

 

これって

隙間学習にぴったりだと思いませんか。

 

本を読んでいても

駅に着いたから降りなきゃいけない、

 

スマホの動画で学習していても

待ち合わせの友だちが来たから

辞めなやいけない・・・

 

このキリの悪いところで

辞めなければいけない

 

これがいいんだそうです。

 

キリの悪いところでやめると

無意識にその続きが気になっているので

次にまた学習も始めやすくなります。

 

脳科学書の中野信子さん

 

集中力が高い人は

「キリが悪いところでやめる」ことを

実践している

 

と、おしゃっています。

 

まとまった時間がない時ほど

勉強がはかどる可能性があるようですね。

 

 

自分磨きの時間を

一日10分でもつくれば

 

一年で61時間

 

ピッカピカになっちゃうかも!!

 

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何についても

時間を「見つける」ことなどできない。

時間が欲しいなら、

作るしかない。

 

チャールズ・バクストン 

イギリスの博愛主義者

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小さいことを重ねることが

とんでもないところに行く

ただ一つの道

 

イチロー 元メジャーリーガー

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音譜今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いいたします。音譜