旅行やイベントの予定があると

もう嬉しくて

 

しっかりマークを付けた

カレンダーを見ながら

 

「早くこの日になれ~」

って指折り数えたことって

 

誰しもありますよね。

 

私も来週

久しぶりに会う友だちの集まりがあるので

楽しみ!

 

それが原動力になって

何とか毎日頑張れています。

 

でも

それまでの日々が

なんと長く感じることか・・・

 

 

旅行やイベントだけではなく

 

日常生活の中でも

このようなことはたくさんありますよね。

 

例えば病院

 

病院利用者が不満に感じる原因のナンバーワンは

「診察までの待ち時間(23.9%)」だそうです。

 

それから

 

銀行のATM、タクシー、スーパーのレジの列

(何気に、「あと何人」って数えていませんか。)

 

バスや友だちとの待ち合わせ

(ただ自分が早く着いただけなのに・・・)

 

 

それでいて

 

ディズニーランドや

美味しいレストランの

長蛇の列には

しっかり入っている自分がいます。

 

 

まさに「時間の不思議」ですよね。

 

 

アメリカの経営コンサルタントの

デイビッド・マイスターさん

待ち時間と人間の心理について

8つの法則をあげています。

 

「マイスターの8つの法則」とは

 

1 何もしていない時間は長く感じる

2 人はとにかく何かにとりかかりたい

3 不安があると待ち時間は長く感じる

4 待ち時間がわからないと長く感じる

5 理由もなく、待ちたくない

6 不平等な待ち時間は長く感じる

7 価値あるものに対する待ち時間には

  寛容になれる

8 一人の時間は長く感じる

 

どれも理解できませんか。

 

 

このような法則に対して

 

病院や企業側も

いろいろな対策を考えているようです。

 

例えば

 

待合室にテレビを流す

 

本や雑誌を置く

 

予想待ち時間を表示する

 

整理券を配る

 

レストランで

待ち時間中にオーダーをとる

 

電話の待ち時間に音楽を流す

等々

 

 

ここでとても面白い対策の一つを

ご紹介しますね。

 

これはアメリカの組織理論学者

ラッセル・エイコフさんの著書

「問題解決のアート」の一部です。

 

 

舞台は大きなオフィスビル

 

「ビルのエレベーターの待ち時間が長い」

とのクレームが殺到

 

「オフィスを引っ越す」との声も多々

 

困った支配人は専門家と相談

 

結果は

エレベータ―システムの問題解決には

大幅なコストがかかるとのことでした。

 

しかし

ビルの収支から考えるとそれはとても無理

 

支配人は部下を集めて緊急会議をしました。

 

満足な解決策も提案されないまま

時間だけがどんどん経つ

 

と、その時

 

一人の若い新人アシスタントが言ったのが

 

 

「各階のエレベーターの前に

 大きな鏡を置きましょう!」

 

 

その後どうなったと思いますか。

 

 

2~3週間後、

 

エレベーターシステムに関するクレームは

一件もなくなったそうです。

 

新人アシスタントさん、やったね~!

Good job!!!!!

 

エレベーターの前に鏡を置くことによって

 

鏡をのぞき込み

自分の身なりを見たり

周りの人を観察したり

そこから会話が生まれたり

 

待つ時間は今までと変わっていないのに

「待ち時間を認識する時間」が

大幅に減りました。

 

退屈な時は

時間そのものにフォーカスしてしまっているんですね。

 

それに対して

旅行に入ったり

誰かとおしゃべりをしたりなど

 

自分の好きな時間を過ごしていたりする時

 

ほとんど時間を認識することなく

楽しみを全身で受け止めています。

 

だから

旅行を待っている時は長~く感じるのに

旅行中は

アッという間に過ぎちゃうんだ~!

 

 

それにしても

来週がとっても楽しみ。

 

それまでは

待っているのが長~いと感じないくらい

 

今まで以上に

「今やっていることに集中して

大切に過ごそう!」

 

そう決めた‼

 

あなたを待つ

時間の長いこと

あなたといる

時間の短いこと

計れば

同じ

時間なのに

(相田みつを)

 

 

音譜今日もお読みいただきありがとうございました。明日もよろしくお願いいたします。音譜