私がお仕事をさせていただいている塾では

 

切り抜いた紙の絵馬に

各講師が受験生に向けて

応援メッセージを書き

 

それを壁に貼るのが恒例になっています。

 

今年も

「自分を信じて!」とか

「全員合格 がんばれ!」

等のエールが

 

壁から聞こえてきます。

 

気がつけば

 

大学入試共通テストまで

あと一週間を切りました。

 

友人のお孫さんは

今日が中学入試とのこと

 

「頑張れ~!」のメールを

返しました。

 

 

いよいよ受験シーズン到来ですね。

 

 

自分の力が十分に出し切れるように

心から祈っています。

 

 

受験シーズンと聞くと

「落ちないリンゴ」の話を

思い出します。

 

あなたももう既にご存じだとは思うのですが・・・

 

 

1991年9月に発生した台風19号は

日本列島に大きな被害をもたらしました。

 

特に青森の津軽地方では

最大瞬間風速50メートルを超える強風が

吹き荒れ、

 

収穫前の約9割のリンゴが落ちてしまい

 

甚大な被害となりました。

 

あたり一面に敷き詰められているリンゴを見て

茫然とするリンゴ農家の方々

 

我が子の様に手塩をかけて育てたリンゴが

このような姿になってしまった悲しみもさることながら

 

リンゴの出荷ができなくなったため

それはもう死活問題

 

落ちたリンゴを拾い集めながら

どんな想いだったのか・・・

 

 

そんな中

 

一つのミラクルアイディア

 

 

それは

 

前代未聞の強風にも耐えて

まだ木に残っている赤いリンゴを

 

受験生

 

「落ちないリンゴ」と言う名前で

 

全国の神社で縁起物として

発売することでした。

 

さっそく販売実行委員会が発足

 

明治神宮(東京)、鶴ケ丘八幡宮(神奈川)、

熱田神宮(愛知)など

 

全国計8か所の神社で販売

 

この「落ちないリンゴ」は

販売と同時に完売したそうです。

 

 

「落ちないリンゴ」

 

素敵だと思いませんか。

 

逆境にもめげず

木にしがみついていたリンゴ

 

そんなエネルギーが詰まったリンゴを食べれば

 

私も最後まで頑張る~

って気になりますよね。

 

 

まさに発想の転換!!!

 

発想の転換とは

固定観念をすべて捨てて物事を見る

 

いわば

発想の転換=常識の裏返し

なのかもしれませんね。

 

 

途方に暮れた状況の時って

 

どうしても失ったものばかりに

目が行ってしまがち

 

でもそこで

 

落ちたリンゴを見ながら

「どうしよう・・・」と思うのか

 

木に残っているリンゴを見ながら

「どうしよう・・・」と思うのか

 

ここがポイントのような気がします。

 

 

発想の転換を利用してヒットした製品も

多数ありますよ。:

 

☆    フリクションボールペン

 

誰も、ボールペンが消せるなんて

思ってもいませんでした。

 

☆    カップヌードル

 

チキンラーメンを持って

欧州視察に行った時、

担当バイヤーが紙コップにサンプルを入れ

お湯をかけて試食していたのを見て

思いつきました

 

☆    ポストイット

 

糊の開発をしていたのですが

粘着力の弱いものが

できてしまいました。

それを何とか利用できないものかと・・・

 

 

 

なるほど、面白いですね。

 

発想の転換が素晴らしいことは

よくわかりました。

 

では具体的にどうすれば

 

発想の転換の力をつけるには

どうしたらいいのでしょう。

 

「発想力」「強める」

 

とべたにググってみました。

 

どれにも共通するのは

 

異文化や自分とは違う意見に触れること

読書をすること

 

って書かれてました。

 

柔らか~い頭になりたい!

 

 

楽観者はドーナツを見、

悲観者はドーナツの穴を見る

(オスカー・ワイルド アイルランドの詩人)

 

人は存在するものだけを見て

「なぜそうなのか」と考えるが

私な存在しないものを見て

「なぜそうではないのか」と考える

(ジョージ・バーナード・ショー アイルランドの文学者)

 

音譜今日もお読みいただきありがとうございました。明日もよろしくお願いいたします。音譜