2015年10月25日(日)
今日は木枯らしが吹いて寒い一日となりました。
気が付いたら季節は『秋』から『冬』になろうとしているのですね。
犬達も毛布に包まってスヤスヤ寝ています。
何でもない毎日がとても大切に感じる・・・。
今はそんな時間をずーっと過ごして行きたいと思っております。
2015年10月9日(金)
今度は707号室です。
次の日から心配した家族、親戚、友達、仲間が次々にたくさんお見舞いに来てくれました。
母のお弁当と一緒に姉がお見舞いを持って来てくれました。
皆が耳を疑った再入院、そして再手術になるかも知れない・・・。
誰もが上手く言葉が出ないらしく『頑張ろうね』と微妙な笑顔で励ましてくれました。
たくさんのお見舞いと笑顔と励ましを頂き心から感謝しております。
ありがとうございました。
2015年10月15日(木)
病棟から綺麗な夕方の空を見ていました。
何気に写真を撮っていた時・・・
『濱崎さん、泌尿器科の先生からお話があります。外来までお願いします』
看護師さんに言われ外来に向かいました。
泌尿器科外来で名前を言うと直ぐに診察室に案内されました。
炎症が治まらない状態が続き、造影剤を使ってCT検査した時に偶然写ったモノがありました。
今回の手術とは関係なく見つかったと先生から説明を受けました。
そして・・・
『病名は腎臓癌です。これは悪性と思われます』
一人癌の告知を受けました。
さっきまで綺麗に見えていた景色も、私自身の顔も、何もかもが白黒に見えました。
2年前父が末期の胃癌で亡くなった時に、もう二度と悲しい事が起き無いと思っていたのですが、今度は私が癌になるとは・・・。
告知を受けて病室でボーっとしていた所に子どもが会いに来てくれました。
二人を見たら自然と涙が溢れてしまい、手を握るのが精一杯でした。
話すべきか、今はまだ話さないでいるべきか、すごく悩みました。
父が癌だと知った時、私は泣きながら会津若松に帰ったのを覚えています。
そして再発・・・余命一ヶ月・・・言葉が無かったあの日・・・
父は私にこう言いました。
『癌だと告知された人間にしか分からない哀しみがある。そしてこれからどうしたらいいのかを直ぐに考えないといけない』と。
その言葉を思い出し、私は子ども達に話をする事に決めました。
私よりも子ども達が受ける哀しみの方が辛かったです。
『皆で頑張ろう。私だけどうして?と思わない様にしよう。大丈夫だから』
私達は笑顔で約束をしました。
2015年10月20日(火)
再手術しないで済み、今後は通院しながら様子を見る事になり、一時退院しました。
家族との時間を大切にし、次に待っている癌も頑張って乗り越えようと思います。
今は家で毎日穏やかに生活しております。
たくさんの人から『必ず戻って来ると信じています』『ずっと待っています』とメッセージを頂きとても嬉しく思っています。
いつか笑い話になると思い最後まで諦めないで頑張ります。
応援よろしくお願い致します❢