小笠原エコヴィレッジプーラン③ | プルメリアハウス @中華街

プルメリアハウス @中華街

ユミねえ 4人の子育て中!!  
自宅スタジオ開催しています!

小笠原のエコビレッジプーラン
紹介したい事



ナンバー3 「雨が続くとお湯が出ないシャワー」
プーランのお湯は
宿の方が手作りしたソーラーパワーで作られます

なので陽が出ない日が続くと
お湯が作れません

私たちが行った日から
3日間はずっと雨

1日目はかろうじてぬるま湯
二日目くらいからお水しか出ませんでした

雨の中で思いっきり海で遊び
帰って来て水のシャワー

こんな状況でも
誰も文句を言わない

さすがトトロっ子達
(横浜市磯子区のトトロ幼稚舎)

トトロの行事では
2泊でも、3泊でも
お風呂に入るという事はほぼありません
あったとしたら長距離を歩いた遠足の後
子供たちのために
五右衛門風呂を用意した時くらいでしょう

一番強烈なのは
トトロの卒園した子供たちが活動する
「探検部」

3泊の合宿でもお風呂に入る事はありません
それどころか着替えることもしていない様子

夏は川に入るからきれい
冬はスキーウエアの代わりに
上下のカッパを着ているから
汚れない

もっと凄いのは川に洋服のまま入って遊び
そのまま着替えず乾いて
そのまま着替えずに過ごす

きっと歯も磨かなければ
顔も洗わないのだろう

探検部の合宿先には
水道もガスも電気もないのだから
そのくらいは当たり前
女の子できちんとしている子は
水筒の水で歯を磨いたりしているようだけれど、、、

おっと!
また話がそれました

プーランのシャワーの話でした






シャンプーはおいてません
置いてあるのはお酢だけ





一応石鹸箱の中に石鹸が入っていますが
ネズミの大好物だという事で
厳重に締めてあり(ただタッパーで絞めてあるだけだけど、そう感じる)
使う事はありませんでした

だから体もなにも使いません

下水道はないので
そのままプーランの下の山に流れて行きます

だからもちろん合成シャンプー・リンスは使いません

だったら純正の石鹸なら良いかなと
私は心の中でひそかに思っていましたが

宿主のりょうさんは

石鹸だって地球に影響がある
世界中の人たちが日本人のように
毎日毎日石鹸やシャンプーを使っていたら
地球は大変な状態になる

その通りだと思った


3日目には
海から上がった時に
公園で浴びたシャワーで
十分満足できてしまいました

3日間はずっと雨
普通、雨なら
「ビジターセンターかどこかに行って
世界遺産の事でも調べたら
さあ、宿に帰りましょう」
と宿に帰ってゆっくり過ごすらしい

だけれども私たちトトロっ子ファミリーと
関西からの宿泊者の父と子
(私たちの勢いに後押しされたのかもしれませんが)

ビジターセンターの後
「海行きた~い」
「泳ぎた~い」

そんな私たちに
「じゃあ行くか」って
無理やり連れて行ってもらいました



次の日も
雨の中のトレッキング



 



雨の中のボディーボード


雨の中のシーカヤックetc. 
 


関西からの父と子の参加の二人が帰った後は
晴れましたが
それでもやっぱり一番心に残っているのは
雨の中のアクティビティーばかりです


雨の中の活動って本当に心に残ります
トトロ幼稚舎での活動も
雨の中が印象的
もちろん晴れている日もたくさん活動しているけれど
雨でも遠足や運動会、キャンプ、合宿などの
予定が変更される事がありません
きっとトトロを経験されている全ての方が思い出すのは
雨の日にきらきら活動している子供たちの姿でしょう

また話がそれました

プーランでのシャワー事情でしたね

(シャワーじゃないけど)
ちなみにプーランでは洗濯も
炭と塩だけで洗います

匂いが気になる時用に
重層も置いてありました

この排水が
ナンバー1でお話しした
水洗トイレ用の水になります


洗濯ができると思っていたので
着替えをほとんど持っていかなかたのですが

ずっと雨続きで全く洗濯ものが乾きません

朝起きると濡れた水着を着て
一日過ごしました

夜に着た洋服は
5日くらいずーっと同じものでした

せめて帰る日にきれいな洋服を着られるように
絶対に使わないで置いておこうととっておいた洋服も

どよ~~ンと湿り、
結局洗濯

最後の日に日に舟に乗る直前
かんかん照りだったので
かばんを開け観光客が通るその横で
道路に並べて干しました

濡れていると荷物がただ重くなる
それだけの理由でしたが(笑)
15分位でカラッと乾きました


日本で暮らしていると
何でも便利、
工夫したり、節約したり、物を大事にしたり

そんな事をしなくても過ごせてしまいます

先日我が家の子供たちが行った
モンゴルの合宿では
水の事情が良くなくて
4泊5日一度もシャワーを浴びれずに帰ってきましたが
文句が出たのは
日本人と韓国人だけだったそうです

便利に暮らしていると
その便利さに気付けなくなります

私は子供たちに
どんな場所で
どんな状況になっても
乗り越えられる強さを身につけてほしい

と思っています

家族旅行なのになんでそんなに不便な旅?

という友達もいるけれど

最高のサービスの
至れり尽くせりのホテルに
泊まる贅沢は
子供が自分でお金を稼いで
そのお金で泊まればよいと思っています

私が子供たちに伝えられる事は
不便を楽しむこと

五感を使って初めて身体じゅうに感じることのできる感性

その事だけです!

さすがにお年頃の中2の長男は
帰りの船で
「シャワーくらいはちゃんと浴びたかった」
って言ってましたが(笑)

いいのいいの
そう感じた事だけでも
プーランの素晴らしさを体で感じたってことだ!


一回だけお風呂を沸かしてくれた事も
思い出の一つです




シャワー室の前のアクリル板が載っているところが
露天お風呂(ジャックジーという感じ)です


きっと薪で火をおこし
手間暇かけて
朝からお湯を沸かしてくれたんだと思います
遠赤外線のやわらかいお湯でした





最高に気持のよいお風呂!
ありがとうございました!!

薪だって作るの大変です
お湯を沸かすという事は
山から木を切り倒してくるという作業からの手間暇がかかります


薪を利用することの多い
「トトロ幼稚舎」「だいだらぼっち」のおかげで
そんな影の苦労がわかるようになりました


そんな影の見えないところまで感じられる
大人になってほしい

そんな日が来る日を楽しみに
いつまでも贅沢な旅ができない母のつぶやきでした