ただいま朝の5:43分。 気温もまだ6℃。

本来であれば、本日の日の出は5:31分。

ここは強風で動きの速いまさに雲の中。視界は数メートル。


海抜10メートルそこそこの平野で仕入れたシュークリームの袋は、

180倍の高度では気圧も下がり、袋がパンパンに膨らんでる。

車の窓から見える景色は、山形県側から宮城県側に吹き付ける強い風と

真っ白なガス。

ここは海抜約1800メートル。

東北地方を縦に二分割する奥羽山脈の「蔵王のお釜」


まだ暗いお釜の周りと視界の悪さで、日の出の瞬間は車中でやり過ごす・・・。



そんな中でも、少しこなれた格好の登山客は、ワラワラと慣れた手つきで動き始める。そんな姿を見ながら我々も後を追うように車を出る・・・。



まずは刈田神社にお参りを済ませようと整備された山道を登ること数分、

蔵王の神は我々に光を与えてくれた!!


歓迎してくれたかのような日の光!! 


さっきまで視界を遮っていた冷たいガスが、暖かい日の光と共にどこともなく消えて行くと、見え始めたのは眼下に広がる「お釜」の雄大な姿!!




山頂の神社にはむぅみたいなのが・・・・。

あなたのお家にもこんなサイズの「パ」の付く生き物いませんか??


濡れてますが雨が降ってる訳では有りません、ここは雲の中で、風の当る所からじわじわと濡れるのです。 

拭きつける冷たい強風の中、チッコイ姿で神社の守として何年もここにたたずんでるんだろうな~。


そんな「パ」みたいなのと今日は行動を別にし、

オカマ.....もとい、[お釜]の研究にやってまいりました。


どんなに大雨の日でも、お釜の水は溢れないのか??

その出口となる川は有るのか、どこから水が入って来るのか・・・・

とても気になってたので、連日ですが、またまた宮城蔵王のお釜にやってまいりました。



まずはお釜を正面?(正面て有るのか??)北西から見下ろせる、熊野岳への登山コースを選ぶ。

(登山コースと言うほど険しくはなくトレッキングコースで、年配の方も何組か登ってこられました。)


コース序盤は、歩道として整備されてたり、多くの方が歩くためか、自然と歩道の様になっております。

うっすらとガスのかかるなか、山の天気は場所によって変わるので、登山道の目印となる丸太からなるべく離れないように進みます。


山の天気はパグごころ。雲の流れが速く、数秒単位でコロコロと変わります。

ここお釜の西側、馬の背辺りで霧が晴れてくれました。

どうです、この景色!!お釜のエメラルドグリーンと雲のコントラスト。

別名五色沼の由来です・・。


これが見たくて、はるばる平野からワゴン車で峠を攻めながら登って来たんです。嬉しさのあまり、お釜を前に、おかめがオカマの舞をさせていただきました。

「ソレソレ~」 こんなにきれいなのは・・・・


「まぼろし~!!」

早朝とはいえ秋の行楽日和。他の登山客にもおかめの舞を見ていただき、

景色の素晴らしい馬の背をあとにすると・・・。


朝日に輝くお釜の湖面がとてもきれいでした・・・。



次に目指すは熊の十字路・・・。ここから少し険しい山道となります。

平坦なコースの先、駆け上がりを上がった、

写真真ん中あたりに小さく見える建物を目指します!!


平坦に見えた登山道でしたが途中からまたガスがかかり、

気が付けばまたもやガスと強風の風景に!!

強い風であおられる中、一歩足が滑れば、生き物の住む事の出来ない、

エメラルドグリーンに酸性の大口を開けたお釜の奈落に引きずり込まれそうです。

つづく・・・・・。

と思う。
読者登録してね