かつて小汚いバスの停車場でしかなかった港南口。今は30階建てのビルが1ダース、2列縦隊で整列している。
都心をヒートアイランド化させるには十分な威力だ。
もう一方の高輪口にはビジネス~高級クラスの
ホテル群。宿場町の血筋を脈々と受け継いでいる。
港南口の調査をして引っかかったことが一つある。
ビルの数と大きさの割に飲食店が乏しいのだ。
通常これだけの規模であれば、オフィスビルの下層以外に、食の宝庫的なスポットがあるのだが、ここには存在しない。
気になったので、ビル群の谷間にある緑地広場で喫煙中のサラリーマンに昼食事情を聴いてみる。
曰く、彼の会社には大きな社食があり、外へ食べに出ることはめったにないという。
さらに、昼食のためにお店に入るよりは、デリやお弁当を買う人のほうが多いのではないかと。
首にぶら下がるものを見ると、某外資系IT企業の社員証。PCでこのブログを読むのに大半がご厄介なうな感じのあそこ。
合点がいったところで港南口の調査を切り上げる。
実は今回、品川に来た目的がもう一つ。
昨年、品川プリンスに出来たフードコート。雑誌で知ってからこの一年、脳裏を離れずに困っていた。
フードコートといっても老舗とか実力派が集結したモノホンで、ショッピングモールの奴とはちょっと気合が違う。
普段手の出ない焼き肉店、行列の絶えないラーメン店、プレミアムで有名なたこ焼き店・・・。
全部食べたいところだがお腹は1つ。
仕方がない。ここは正攻法をとるしかないのか・・・。
いま食べたいものをお腹に聞いてみることに。
止まった磁石の針は、東京京橋のフレンチ店を強く向いていた。
メニューはカレーライスの上にオムレツが乗ったお皿。
このハイブリッドな欲張り感、いつもながらの
チョイスにちょっとだけ感心。
テーブルで待つこと10分、
セルフなはずなのにシェフ自ら運んで来てくれた。
車椅子にやさしい。ちゃんとしたお店、ホスピタリティーにキュンとさせられてしまう。
カレーの上に配されたオムレツ。その色と形の完璧さに目を奪われつつ1口。
オムレツのふわとろとカレーのコクとが口の中でマリアージュ・・・。
これ以上はボキャブラリー的に無理なので、あとは実際に足を運ぶなり、画面の前で指をくわえるなり、
何とかしてみて下さい。
では。