CF-T4SSD化改造編2(2)新規インストールからの続き。)

そのままでは、UDMA2での認識しかしないため、強制的にUDMA5で認識するためのツール「hdparm」(→ダウンロード)を導入する。

このhdparmは、転送モードをコマンドを使用して変更するツールで、もともとLinux用だったものをWindows用に移植したらしい。

早速、ダウンロード(今日時点での最新版、2007/05/16版)して、インストールし起動する。
起動すると、コマンドプロンプトが立ち上がるので、まず、現状を確認するためにコマンドを入力する。
C:\Program Files\hdparm\bin>hdparm -i hda

そうすると中間の辺りに、
UDMA modes: udma0 udma1 *udma2 udma3 udma4 udma5
と表示され、現在はUDMA2の転送モードで動作していることがわかる。(*が現在動作しているモード)

そこで、下記の様にコマンドを入力して、UDMA5で動作させる。
C:\Program Files\hdparm\bin>hdparm -X69 hda

下の画像がそれらを表したモノである。

$プラグのブログ-hdparm

これで終わりかと思いきや、スリープさせると元のUDMA2モードに戻ってしまうので、スリープ後にもまたUDMA5に変更しなければならない。

そのため、スリープ復帰後に自動的に処理してもらうためのツール「スタンバイミー」(→ダウンロード)を導入する。これもダウンロード後インストールして起動する。

それと、自動処理するバッチを作成する。
バッチには、下記一行書いておく。
%0\..\hdparm -X69 hda
名前は何でもよいが、ここでは、「udma5.bat」と命名し、hdparmのフォルダの下のbinフォルダの下に作成している。

そのバッチファイル「udma5.bat」をスタンバイミーに登録すればスリープ復帰後もUDMA5の転送モードで動作するようになる。

$プラグのブログ-standbyme

もちろん、この「udma5.bat」及び「スタンバイミー」をスタートアップフォルダに入れておくことも必要である。

一応完了ということで、再度ベンチマークをとってみる。

$プラグのブログ-bench2

ほぼ、期待通りの数字になっている。体感的にも以前このSSDを搭載していたVersaPro(→記事)と遜色ない。苦労が何とか報われた感じである。

ただ、よく見てもらうとわかるが、WRITEの数字があまり上がってこない。これは、既知の問題で、解決するにはコントローラの仕様を確認しいろいろと書き換えをしなければならないらしい。「WPCREDIT」というツールが使えるようだ。

まあ、これは今後の課題としておくことにする。

せっかく分解したので、次はBluetooth内蔵化にトライしてみる。
Let's note CF-T4改造編Bluetooth内蔵化へ続く。

参考サイト:UDMA2という悪夢(TATATさん)
ダウンロードサイト:hdparm
ダウンロードサイト:スタンバイ・ミー(コルト・ヴォックス社)

--今までの経緯--
Let's note CF-T4SSD化改造編2(2)新規インストール
Let's note CF-T4SSD化改造編2(1)DVD購入
Let's note CF-T4SSD化番外編
Let's note CF-T4SSD化改造編(6)完了確認
Let's note CF-T4SSD化改造編(5)SSD換装
Let's note CF-T4SSD化改造編(4)キーボード取外し
Let's note CF-T4SSD化改造編(3)HDコピー
Let's note CF-T4SSD化改造編(2)HDコピー準備
Let's note CF-T4改造編(1)事前準備
Let's note CF-T4インプレ(4)内部編2
Let's note CF-T4インプレ(3)内部編1
Let's note CF-T4インプレ(2)追加編
Let's note CF-T4インプレ(1)外装編
携帯用サブノートパソコン、ようやく決着。