イタリアに帰ってきたら、

遅々として進まないレジ、

並びながら鼻歌を歌うおじさん、

見ず知らずの人なのに

「まったくもー、遅いよなー?」って笑いながら話しかけてきて、

なんだかこっちまで笑っちゃう。笑


後ろのおじさんは

ブーブー言っていたけれど


【ゆっくり生きても良いんだよ】


と言われた気がして、

私は何だか落ち着いた。


日本だと、

一瞬でも遅れると周りから白い目で見られて、

ビクビクしていた気がするけれど、

こっちでは、

みんながみんな、

マイペースだなって

何だか笑えちゃう。笑笑







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P.S.

来年2022年10月にヴィッラバルトロメア劇場にて、オペラ「外套」の公演が行われる予定です!


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前回の『修道女アンジェリカ』の公演の実際の様子です✨(※2021年6月26日に、無観客、オンライン配信させていただいた公演です)


https://youtu.be/jeQq_ls1mEg 


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日本では M サイズ(最近 L サイズ。笑)の私は、人と接する時に、自分の体をなるべく小さく見せる動きをする。


それは私にとって、人の邪魔にならないように、という配慮の一部だったり、なんとなく気恥ずかしい場合だったり、理由は様々だけれど。


縮こまり、お辞儀をして過ごしていることが多いような気がする。


いつも柔らかい笑顔を浮かべていないといけないと感じている。それは他者と円滑にコミュニケーションをとるため。


しかもそれが無意識下で行われていたことに最近気がついた。


イタリアでは S サイズの私。

イタリアに到着した瞬間、周りの巨漢の人たちにかき消されないように、潰されないように、胸を張り、背筋を伸ばし、(騙されないよう、なめられないように笑顔を消し。笑)堂々と歩く。


最初にイタリアに来た時は、笑顔を消すことが難しかったけれど、今ではそのままの自分で歩けばいいのだという気がして、逆にとても楽。


誰も何も気にしていない。

それがとても楽。


その瞬間、今まで日本でそういう姿勢をとっていた自分に気がついた。


日本で感じた、目に見えない窮屈さ、縛られている感じ。


そこから解放されたような気がして、とても気持ちが良かった。

ラクだった。

自由な気がした。


私はイタリアにいると自分でいられる。


自分でいても、枠に収まらなくても、変だと指をさされることもない。


だって、すでにアジア人という、価値観、文化が違う存在として、見られている。


日本の常識の態度をとったとしても、どのみち枠の外。


私が私でいても、誰も何も気にしないでいてくれる。


「そういうものだよね」と納得してくれる。


「ゆかりはそういう人なんだね」と受け入れてくれる。



それはとても心地よく、自由になれると感じる。


私は何の制約もなく、私の思うがままに、自分で自分の道を選択して、歩くことができる。


だからこそ、日本で「〜しなければならない」と感じている人たちを目の当たりにし、「もっと自由になって良いんだよ」と伝えたくなる事ばかりの一ヶ月でした。


日本の社会は、ストレス社会。

でも、考え方を変えるだけで、そのストレスを取っ払うことは、可能。


社会を変えることは難しいけれど、見方を変えることは、今すぐにだってできること。


さぁ、もっと自由になろう(*^^*)

私も。

あなたも。










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日本で感じた違和感。
「システム化されたラーメン屋」

人は楽になるために、様々な効率化を目指し、システム化しているはずなのに、そのあまりに洗練された美しすぎるシステムを目の当たりにした時、私は、圧巻の驚きと、凄さ、そして窮屈さを感じた。

なぜなら余白がないと感じたから。

まるで、私までベルトコンベアーに乗せられて、私の自由な動きなど一切関係なく、そのシステム上の流れのままに券を買い、ラーメンを食べ、出て行く羽目になったから。

ありとあらゆる人間が来ても、何の不具合もなく、全員が全く同じ動きをして入店し、出ていくその様は、理路整然としていて、あまりに美しく、あまりに虚しい。

けれど、そこまで無駄な動きが一切なく、システム化された流れ、そのシステム自体を作り出した人間の頭脳の素晴らしさを感じると、感嘆せざるを得ない。

素晴らしいと尊敬の念を抱くと同時に、虚しいなと虚無感を抱えさせられた出来事は初めてで、何とも言えない気持ちになる。

きっと店の人だって、システム化することによって、より人間が楽をするために。

人間の自由や幸福さを増やすために、そのシステムを作り上げたのだと思うのだけれど…


機械がやってくれることが増える分、人間は楽ができると思ったはずなのに、なぜかその機械のスピードに合わせて、人間が動かざるを得なくなり、より忙しくなってしまう…という矛盾。

人間が人間でいるためには、ある種の怠けだとか、だらしなさというものが、切っても切れないのかもしれない。

私は余白のある日常が好き。

手帳が真っ黒になっていると、パニックになりそう。笑

真っ白だからこそ、その日、その瞬間の、自分の気持ちを大切にできる気がする。

無駄な時間、無駄な動きこそが、心の余白を作ってくれるのだと感じた出来事でした。



P.S.
『忙しい』は、『心』を『亡くす』って書くしね。
 



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soprano_moriyukari@yahoo.co.jp


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