☆本番前の緊張対策☆
皆さん演奏会、コンクール、緊張しますか??私はめちゃくちゃ緊張します。(笑)
という訳で、今回は私が使っている本番緊張対策の心構えをご紹介致します(*^^*)
①例え失敗したりして、最悪の事態になったとしても、死ぬ訳じゃないんだから。と腹をくくる。(笑)
本番前の緊張でガチガチになり、自分自身でプレッシャーをかけまくり、追い詰められていた数日間。
ピアニストで、現在音楽院の教授もつとめるルッフィン先生に、
「音楽は、所詮遊びなのよ。」
と言われた事が忘れられません。
私以上に情熱をもって、人生をかけて音楽に向かいあっている先生が、そういったのです。
「今起きている戦争とか、人の生き死にに関係するような事こそが本当に大切な事で、音楽はどこまでいっても遊び以外の何物でもないの。
だから、思いっきり楽しまなくちゃ!
音楽はどこまでいっても、楽しい物なんだから、ね☆」By ルッフィン先生
②息を整える。鏡の前で(作り笑顔でも良いから)にっこり笑う。
これは声楽家の演奏の場合では、特に重要だと思います。人間の身体は不思議で、気持ちと身体は連動しています。普段はもちろん楽しいから→笑う。という順番なのですが、作り笑顔でも良いから、とにかくにっこり笑うと、脳みそが勘違いをして、あれ?今楽しいかも☆と思ってくれ、楽しい気持ちがうまれてきます。
つまり、身体から気持ちにアプローチするんですね。
焦っている時程、呼吸は浅くなってしまいますが、落ち着いている時は、深く呼吸できますよね。
つまり、深く呼吸をする事で、気持ちは落ち着いてきます。
(これを利用しているのが、瞑想ですね。)
歌にとって、呼吸は車のエンジンのように大切な事。呼吸がうまく動いてくれないと、歌の演奏にも、気持ちの面にも影響が出ます。
焦ってきたら、とか、怒る前に、とか。
「先ず一呼吸。」と色んな場面で言われますが、実に理にかなっているなぁ、と感じています。
「本番前には、先ず一呼吸!」
というより、一回ではなく、
「落ち着くまで深くゆっくり呼吸し続けてみる!」が大切ですね。
③役になりきる。(音楽の世界に没頭する事で、自分という存在を忘れてしまう。)
これは前回のブログの↓
スタニスラフスキー・システムの時に少しお話しましたが、私が最近利用していて効果があるなぁ、と感じている方法です。
舞台に立つ直前に、歌うオペラアリアの役の気持ち、その時の状況を信じ込む、という作業しています。
そうすると、私は私ではなくなり、そのオペラの役になるので、「緊張している私」という存在はどこかに消えてしまいます。
この方法でコンサートをしたあとは、お客様からは「あなたのこの曲の解釈、役としての表現がとても好きだったわ」などと声をかけていただけることが多くなりました。
舞台のあがり症で悩んでいる方にも、効果のある方法かもしれませんね。
以上、実践している緊張対策でした(*^^*)
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P.S.
来年2022年11月にヴィッラバルトロメア劇場にて、オペラ「外套」の公演が行われる予定です!
参加ご希望の方!
詳しい内容はこちらをご覧下さい。↓
前回の『修道女アンジェリカ』の公演の実際の様子です✨(※2021年6月26日に、無観客、オンライン配信させていただいた公演です)
ご応募お考えの方は、是非参考にご覧下さいませ♡