日本では M サイズ(最近 L サイズ。笑)の私は、人と接する時に、自分の体をなるべく小さく見せる動きをする。
それは私にとって、人の邪魔にならないように、という配慮の一部だったり、なんとなく気恥ずかしい場合だったり、理由は様々だけれど。
縮こまり、お辞儀をして過ごしていることが多いような気がする。
いつも柔らかい笑顔を浮かべていないといけないと感じている。それは他者と円滑にコミュニケーションをとるため。
しかもそれが無意識下で行われていたことに最近気がついた。
イタリアでは S サイズの私。
イタリアに到着した瞬間、周りの巨漢の人たちにかき消されないように、潰されないように、胸を張り、背筋を伸ばし、(騙されないよう、なめられないように笑顔を消し。笑)堂々と歩く。
最初にイタリアに来た時は、笑顔を消すことが難しかったけれど、今ではそのままの自分で歩けばいいのだという気がして、逆にとても楽。
誰も何も気にしていない。
それがとても楽。
その瞬間、今まで日本でそういう姿勢をとっていた自分に気がついた。
日本で感じた、目に見えない窮屈さ、縛られている感じ。
そこから解放されたような気がして、とても気持ちが良かった。
ラクだった。
自由な気がした。
私はイタリアにいると自分でいられる。
自分でいても、枠に収まらなくても、変だと指をさされることもない。
だって、すでにアジア人という、価値観、文化が違う存在として、見られている。
日本の常識の態度をとったとしても、どのみち枠の外。
私が私でいても、誰も何も気にしないでいてくれる。
「そういうものだよね」と納得してくれる。
「ゆかりはそういう人なんだね」と受け入れてくれる。
それはとても心地よく、自由になれると感じる。
私は何の制約もなく、私の思うがままに、自分で自分の道を選択して、歩くことができる。
だからこそ、日本で「〜しなければならない」と感じている人たちを目の当たりにし、「もっと自由になって良いんだよ」と伝えたくなる事ばかりの一ヶ月でした。
日本の社会は、ストレス社会。
でも、考え方を変えるだけで、そのストレスを取っ払うことは、可能。
社会を変えることは難しいけれど、見方を変えることは、今すぐにだってできること。
さぁ、もっと自由になろう(*^^*)
私も。
あなたも。
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P.S.
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