わかりやすい話し方と国語を得意になること(完結編) | Ploum ploum un deux trois

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こんにちは😊

今日も1日、元気で行きたいと思います。

 

 さて、専門分野の熟語やカタカナ語は、意味の説明を付け足すと、聞き手が分かりやすいと、前回のブログで書きました。

今回は、もう一つのポイントです。

 

 それは、「繋ぎの言葉」です。

ここまでで、私は、二つの繋ぎの言葉を使いました。

「さて」

「それは」

の二つです。

日本語の特徴で、繋ぎの言葉を使わず、次の話題に入るという特徴があります。つなぎの言葉なく、次の話題に入ると、話題が変わったと思う人と、話題が変わっていないと思う聞き手に分かれてしまいます。これでは、話し手は、言いたいことを伝えきれてきませんね。

話題が変わるときには、「繋ぎのことば」を入れて、次の話題へと入っていくと、聞き手は、とても分かりやすいです。

 

 例えば、とても分かりやすく話し、巧みに、聞き手を納得させてしまう職業?の方がいらっしゃます。誰だと思いますか?

それは、「詐欺師」です。何と言っても、聞き手に本当の話だと思い込ませなければいけないのですから、そりゃもう、相手にきちんと伝える話し方のお手本と言っても過言ではないかも!

 

 弁護士の友人も言っていましたが、詐欺師の話は、非常に、論理的に、分かりやすく、うそっぱちが連ねられているそうです。そして、「繋ぎのことば」が沢山、入っているそうです。

例えば、「突然なんだけど」とか「大丈夫だと思うんだけど」とか

「そうしていると」とか。。。

 

 では、「繋ぎのことば」とは、どんな役割を果たしているのでしょうか。

それは、聞き手に次の話はこんな内容かな?と自然に推測させているのです。

聞き手は、推測しているのでは、本当は何を言い出すのだと、待ち構えて聞いています。ですから、話が始まると、よーーく聞くことができ、よく分かり、思っていたのと同じだったら、ほらやっぱり、とか、思っていたのとは違っていたら、「なーんだ、そんなことか」と期待外れだったり、さり気ない会話の中に、ちょっとした感想(感情)を持ってしまいます。

それで、詐欺師は、相手によく分かる話を展開することになるのです。

 

 専門分野の言葉の説明を付け足すときも、「繋ぎのことば」を使って、話せば、とても分かりやすい話し方になります。

 

 最後に二つのポイントをまとめると、日本語なのに漢語である熟語、外国からきた外来語は、説明を付け足し、「繋ぎのことば」を使って、話を展開する。

そうすると、聞き手に分かりやすい話し方に、誰でも、なります。

 

 そして、国語を得意になるには、熟語を知らないと自分で認識し、辞書で意味を調べ、「繋ぎのことば」を見つけたら、次の話は、こんな事になるのかな?と推測して読むと、とてもよく理解できると思います。

日本語だから、実は意味を分かってないなんて思いもよらないので、

試しに、出てきた熟語は、一度、辞書で調べてみる事をすごーーーくお勧めします。

 

おわり