わかりやすい話し方と国語を得意になること | Ploum ploum un deux trois

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今日は真面目な話です。
(いつも、ふざけてたの!?そんなことないです)

相手に分かりやすい話し方、それは、ズバリ、ポイント2つだけです。(上手に話すという事ではありません。)

1つ目、音読みの熟語使わない話すことです。

実は、音読みの熟語を使わないで話すのはとても難しいのです。
なぜなら、音読みの熟語の意味を分かりやすく説明することが難しいからです。では、なぜ、音読みの熟語を説明するのが難しいのか。。。
それは、その音読みの熟語を使っている人が、その音読みの熟語の意味をきちんと知らないからです。

さて、ここまで、熟語使わずに書こうと思いましたが、出来ませんでした。
説明、熟語、意味という熟語を使っています。

では、熟語を解いて(ほどいて)行きます。
辞書を使って行きます。

説明
[名](スル)ある事柄が、よくわかるように述べること。
熟語
 2字またはそれ以上の漢字で書かれる漢語。熟字。「幸福」「美女」など。
 意味
[名](スル)
  1.  言葉が示す内容。また、言葉がある物事を示すこと。「単語の意味を調べる」「愛を意味するギリシャ語」


    当然、知っていると思って、きちんと知らないとは思っていない言葉ではないでしょうか、説明、熟語、意味の3つ。


    説明するとは、よくわかるように述べることなのですね。

    説明しますよ、と言って、聞き手がよく分からなかった場合は、話し手が、よく分かるように述べていないということになります。

    また、意味が分からないとは、言葉が示す内容が分からないという事です。


    ですから、国語が苦手というお子様をお持ちの方、または、苦手という方、文の言葉をいちいち辞書で調べてみると、びっくりするくらい、その文が何を言っているのか分かるようになりますよ。


    ところで、辞書も熟語ですが、これは辞書で引いてみるととても難しく感じます。

    ものの名前は、熟語でも物そのものなので、何なのか述べるより、そのものを見せるとよく分かります。

    目に見えない熟語が分かりにくいのです。


    どうして、こんなにも熟語は何を示しているのか分かりにくいのか。。。

    それは、さっき調べた「熟語」の文にあります。

     2字またはそれ以上の漢字で書かれる漢語。

    実は、熟語は漢語なんです。

    しかも、ヨーロッパ言語を中国語である漢字を使って造った漢語で、混じり気のない中国語ではありません。

    つまり、音読みの熟語とは、中国語、ヨーロッパ言語が混ざった日本語なのです。とてもややこしい言葉で、何を示しているのか分かりにくくて当たり前なのです。


    例えば、「神経」という言葉。誰でも知っている言葉のようですが、

    神の経。なんだこりゃ⁉️

    となりますよね。

    「神経」という言葉は、を杉田玄白が力を振り絞って造ったことばなのです。わたしは、どうやって造ったのか知った時、なるほど〜と唸って(うなって)しまいました。英語ではnerveと言いますが、

    nervous(ナーバス)は神経質なという訳が当てられます。杉田玄白が造るまでは、神経質という言葉はなかったのです。


    こんな風に、今、私たちが当たり前のように使っている熟語があるのは、江戸から明治の、優れた仕事を成し遂げた人々のおかげなのです。


    熟語使わないで話すの大変です!

    つまり、相手に分かるように話すのは、とても、気を遣い、難しい事なのです。


    つづく