ひとつ前の記事で書いたのですが、京都がアジアで訪れたい場所No.1に選ばれたそうです。
それは、この下の記事の青い文章がそう言っているのですが:
Luxury Western hotels vie for affluent Kyoto visitors
KYOTO--Two luxury Western hotel chains are preparing to open in Kyoto in 2014, fueling competition for a growing number of foreign travelers to the ancient capital, ranked first as a tourist destination among Asian cities in Conde Nast Traveler magazine this year.
Asahi Japan Watch
その前の赤い字の所に、fueling という単語があります。
fuel は、「燃料」という名詞をご存知の方も、多いのではないでしょうか。
でも、ここに登場しているfuelは、名詞ではなく、動詞です。だってing が付いていますから。
英語と日本語の単語単位での大きな違いのひとつ。
一つの語が、名詞、動詞と異なった品詞を持っているのが英語の特徴です。
では、fuel をコビルドで見てみましょう。
Collins COBUILD
1 N
Fuel is a substance such as coal, oil, or petrol that is burned to provide heat or power.
They ran out of fuel.
...industrial research into cleaner fuels.
2 VERB V n, be V-ed
To fuel a situation means to make it become worse or more intense.
The result will inevitably fuel speculation about the Prime Minister's future...
The economic boom was fueled by easy credit.
= feed
すると、1.名詞、 2.動詞 とあります。
名詞の説明は:
「fuelは物質、材料である。どのような物質かというと、石炭、石油など燃焼させる事で、熱や電力を供給するものである。」
という訳で、日本語で言う所の「燃料」ですね。
では、2.動詞の説明は:
「ある状況にfuelするとは、その状況が悪くなったり、または、激化したりすることである。」
とあります。
「火に油を注ぐ」という感じでしょうか。
では、テキスト(文)に戻ってみましょう。
fueling competition
competitionに油を注いでいるのですね。コンペティションは、ゴルフのコンペのコンペティションです。つまり、競走です。
「競走が激化して」という意味になるでしょう。
どんな競走かは、for以下に書いてあります。
でも、今回は、fuelingを覚えましたね。
fuel: 名詞 「燃料」 ・ 動詞「悪化させる」「激化させる」
一見単語を覚えるには、効率が悪い要領ように見えますが、このように文脈で覚えると、単語ひとつの理解が深く、定着度が高いでの結果として、大変要領の良い覚え方です。また、このくらいの文章で、1単語覚えられれば充分です。
あれも、これもと考えず、今回は、fueling competition の fueling を覚えた事を、喜びましょう