続き
『過去に俺をふったあの女の現状をしりたい!』
彼は、テーブルに深くもたれながら
俺にこう言った。
奢ってもらったシャンパンを飲みながら
彼の依頼背景を探った。
彼は、とことん飲みたかった様だ。
ラウンジ内でも一番飲んでいた。
顔を赤らめながらも、目には
怒りの色がはっきり見てとれた。
俺は言った。
『前金で明確に依頼を受けた以上遂行しますが
結果を知ってみた所であなたがハッピーになれるかどうかは別問題ですよ。
それでもいいんですね??』
『もちろんです。
徹底的に洗ってください』
彼は言った。
そして、酔った勢いなのかどうか
いきさつを教えてくれた。
彼が別れたのは、2年ほど前
ふと突然彼女から一方的に別れを告げられた。
彼女は理由を教えてくれなかった。
気を遣ってくれたのかもしれない。
一つ感じていたのは彼の生活基盤が脆弱だったこと
お金が全くなかったのだ
そして彼は思ったのだと
もし彼女が今、満たされているのだとしたら何が原因か
そうでなかったのだとしたら
何が原因なのか
俺は、なんとも言えない心境で
ミッションに入った
続く