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Close to me! ─ 添乗員のひとり言 ─

海外旅行業務40年・海外添乗回数350回超の経験・知識・技術を伝えていきます。

   ペルー編(その二):現在が過去を含めて科学・医療・文明の最先端である、という錯覚を厭というほど思い知らされるのは、ペルー古代インカ(アンデス文明)遺跡を訪れた多くの方々の共通の印象です。


   まず、音楽。フォルクローレ(民俗音楽)については、以前少し述べた事があります(5月30日付:明日の日本の為にを参照下さい)が、心に沁みるこの音楽は、同じモンゴロイド(蒙古族系)という事だけでは括れないようです。

   欧米人(他民族)にも充分伝わっております。


   次にプレインカの首都クスコ(へその意味)。

   11~12世紀に建設されたものです。標高3,400m、空気が薄く、息苦しい。

   ホテルに着くや否や、思わず窓を開けてしまいました(意味なし)。日常生活における空気の有難さを痛感。

   ホテル常設エアーボンベで、2~3分吸気すれば、信じられないほど頭がスッキリします。脳が体の中で一番酸素を消費するという実感、あります。


   大体2~3泊して、周辺遺跡観光致します

   ガイドの勧めでマテ茶をガバガバ飲むので、軽い高山病は、体の慣れと共に軽減。幾分かの息切れは仕方なく、ゆっくり・大きく呼吸する。

   お酒は程々にしなければ、思わぬ不覚を取ってしまいます。少しのお酒でよくまわる。実に安上がりだ。

   前回述べた石垣・石畳そのまま残っており、あたかもタイムスリップしたかのようです。


   ここより更に高みを目指して移動します。

   蒸気機関車を客車の前と後ろに付け、スイッチバック式で急な斜面を登っていきます。最高地点途中駅プーノは、軽く4,000mを超えております

   ここを少し下れば古代湖チチカカ湖に到着します。

   葦で組んだ人工島ウロスで有名です。浮き島に乗ると、10センチ程沈みます。いい靴を履いていると、悲惨な事に。

   チチカカ湖は標高3,810mに在り、最深部285m、その2/3が150m以上というフカーイ湖です。

   ボリビアとぺルーに属しており、ボリビア側湖底に石組の古代遺跡が在ります。Scuba Diving で潜っていける深さじゃない為、幾分かの謎に包まれております。


   チチカカ湖といえば世界有数のUFO出現ポイントとして有名です。目撃件数は半端じゃないほど有るそうです。

   君たちもUFO 遭遇チャンス有るかも?


   ここで面白い体験をしました。

   バスで霧?(実は“雲”)の中を走っておりました。標高4,000mほどだもんね。道路を横切る光に遭遇。

   スワッUFOか?と色めきましたが、実は雷

   なんという危険な、あれに当たれば、電気びりびりだよ。

   しかし運転手は慣れていて、余裕で雲を避けて違う道を選ぶ。

   子供の頃、いつか“雲に乗りたいな”等と思っていたが、こんなところで実現するとは、夢にも思わなかったです。


   想定外?ペルー旅行では、そんなの日常茶飯事です。

   だから、世界中から観光客を集めるのです。行った人だけが知りえる(感じる)事多々あります


   残りは次に譲ります。


   小西 淑郎  http://ploora.net/



   



   

   ペルー編(その一):初めて訪れたのは、25年ほど前です。


   我々添乗員といえども、同じところを何度も行くという宿命を背負っては居りますが(しかも自分の希望で行き先を決めれない:ある程度誘導・提案は出来ますが)、初めての訪問地は印象に残っております。


   CP(カナダ太平洋航空)でトロント経由だったように記憶してます。

   ペルー全域(一部ボリビアを含め)12~13日の日程でした。参加者は25人前後でした。


   リマ到着後スルーガイド(インディオ:モンゴロイド系)が就いたのですが、日本語はもとより、英語も片言でした。

   この状態では、添乗員は倍疲れます。それでも、当方のスペイン語(片言)も交え徐々に仲良くなる(同じモンゴロイドだもんね)。


   観光地の説明は沢山出ているガイドブックに譲り、それらに記載されてない事、幾つか案内しよう。


   ①リマ市内に今も残るプレインカ(古代インカ:アンデス文明)石垣:よくガイドブックにカミソリの刃も通らないほどピッタリ組まれていると案内されてますが、そのとおりです。

     メンバー内に一人大手会社科学技術研究所に属している方がいて、その人がカミソリの刃の数十分の一の薄さの鉄片を持ってきて証明。


     一つ一つが数トンという重さの石ですが、まるでジグソウパズルのように、形を変え(12角のものも在ります)、見事に組み合わさっております

     しかも、不規則カットは表面だけでなく、その奥行きでもイレギュラーな組み合わせがされておりました。

     この重さの石を、なんで・どのようにして、クレーンも無いのにわざわざ。あたかもゲーム感覚で遊んでいたようにすら感じられます。


     もしかして硬い石をまるで豆腐を切るように、しかも重力を自由に操れる優れた文明が有ったのでは・・・?


     インカ帝国は15世紀~16世紀、スペインに滅亡させられるまで(1572年)という事ですが、プレインカ(古代インカ)は11世紀から更に遡り紀元前にまでなるのでしょう。


     しかもこのプレインカの方が明らかに先進の文明を持っていたのではと推測されます。

     その証拠にペルーでは度々マグニチュウド8.0以上の地震に見舞われてますが、多くのインカ文明(15世紀以降)遺跡が崩れ落ちていますが、遥かそれ以前のプレインカ(古代インカ文明)遺跡はビクともせず厳然として存在しております。


     日本の復旧・復興チームも上から目線の視察じゃなく、謙虚な研修対象として、捉えてみては如何かな?


   続く。


   小西 淑郎  http://ploora.net/


   今となっては昔の話、世界七不思議(詳しくはインターネットで検索下さい)を訪ねるツアーをよく企画・手配したもんです。


   今は世界遺産(ちょっと乱発しすぎ?)の旅に凌駕され、影が薄くなりました。

   それでも好奇心をかき立てる様々なもの・ことが、世界中に現存している事は、我々旅行業者にとっては有り難い事です。


   海外旅行の商品提供に無くしてはならない要素があります。

   “驚き・興奮・感動・喜び”がそうですが、昨今はShopping・グルメと本来脇役であったものが、羽振りをきたしております。


   限りなく旅行費用を抑え、ただ行けばいい、目的地に着けばいい、何もしない、ボーっとして“時を浪費する旅”、これも一興かもしれません。


   このスタイルでは世界各地を熟知した、経験・知識に恵まれた“旅のエキスパート:熟練者”は必要無いのでしょう。


   旅行にロマンを求めるのは、最早過去の遺物であるのかもしれません。

でも、この古典的な本来の“旅のあり方”にこだわり、頑なにこのことの提供を諦めたくはありません。


   幸いにも、秘境・特殊地域・世界遺産・世界七不思議・オーパーツ等多くのもの・ことを現地で現物を観・感じ・知るチャンスに恵まれて来ました。

   この事を“それ以上でもなく、以下でもないよう”に淡々と伝えて行きたいなと思います。


   思い込みと自己満足・直感の押し付けにならないよう心して、何回かに分けて伝えていこう。


   これにより、素朴な関心・興味を抱いてくれればOKだよ。


   小西淑郎  http://ploora.net/