ひとり山旅inスイスアルプス⑥:空振りマーモット、デュフールシュピッツェへの不安 | 海と山、時々きもの

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ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

ツェルマット(&サースフェー)山旅4日目。

この日はサースフェーからツェルマットへの移動日にしようと決めていた。
ただせっかくサースフェーに寄ったのにアラリンホルンだけ、というのもちょっと寂しいなあと思っていたので午前中にマーモットに出会えるマーモットトレイルで有名らしいシュピールボーデンに寄ることに決めた。

朝ゆっくり起きてホテルで朝食を食べチェックアウトする。


シュピールボーデンに向かうゴンドラ駅は前日のミッテルアラリン駅へのゴンドラ駅を更に山側に進んだところにある。
ゴンドラ駅はめちゃめちゃ空いていた。

この辺り、余裕があればゴンドラに乗らず歩いて昇り降りするのも楽しそうだなと思う。


ゴンドラが上がっていくと眼下に蜘蛛の巣みたいなトレイルが見えてくる。
人が結構歩いていてこれがマーモットトレイルかなと思っているうちにシュピールボーデン駅到着。


やっぱりこの駅直下の蜘蛛の巣トレイルがマーモットトレイルらしい。

 

 

まぁ、なんとなく予想はしていた。灼熱の太陽、所在なさげに歩き回る人々。。。


巣穴はある。


マーモットに出てきてもらおうとした痕跡(かじりかけの人参)も見える。

 

しかし肝心のマーモット、影も形も見えず。

 

まぁそりゃこの暑さでマーモットも外出たくないよな。。。


マーモットが気まぐれに顔出さないかな、という一縷の望みをかけてうろうろしてたら標識を見つけた。


あれがDOMか。


こちらから見ると右側の山の方が高く見えるけど実際は左のDOMの方が高い。不思議。

DOMも登ってみたかったけど。。。またヨーロッパで山に登れる機会はあるのかな。

しばらく山座同定を楽しんだ後、マーモットは諦めて引き返した。

さよならサースフェー&シュピールボーデン。


思ったけど、マーモットに会いたいのであればあまり気温の高くて日差しが強い日中は避けたほうがいいのかもしれない。

今回の旅でマーモットに会ったのは初日の午後(夕方)とこの翌日のモンテローザ小屋に行く途中(早朝)だった。いずれも晴れてはいたけど日差しはそこまで強くなく気温もそんなに高くなかった。

ホテルに帰って荷物をピックアップし来た時と同じバス&鉄道でツェルマットに移動。


ツェルマットのホテルのベランダで見たらこの日の気温は30℃弱(この後32℃まで上がった)。
そりゃマーモットも穴の中で涼みたいだろう。。。


マーモットは残念だったけど旅の主目的ではないので心残りはない。
翌日からはいよいよこの旅の主目的であるデュフールシュピッツェ。
翌日10日はツェルマットからモンテローザ小屋へ移動。
11日はモンテローザ小屋からデュフールシュピッツェを往復してモンテローザ小屋泊。
12日はモンテローザ小屋からツェルマットへ帰還。のスケジュール。

翌日のデュフールシュピッツェの天候をチェックする。
Windyでは終日晴れだけど。。。でも気温が高すぎるしあまりこの天気予報は当てにならない気がする。

 

もう一つの天気予報サイトでは相変わらず11日午後はSnow showerの予報。


もう一つは雷マーク。


更にもう1つも雷マーク。


天気予報を見ながら悶々とした。
モンテローザ小屋からデュフールシュピッツェまではコースタイム6時間~8時間。
夜中の3時までには出発して、本来であれば午後2時くらいには小屋に帰ってきてなければならない。

でも私にはきっとそれは無理だ。もっとかかる。
とするとsnow showerや雷をもろに食らう可能性が高い。

メンヒの時にように雷の中下山することだけは避けたい。

あれは本当に恐怖体験だった。

天気も不安だったけどそもそもモンテローザ小屋からデュフールシュピッツェまでの道のりも不安だった。
自分のカス体力で行けるのか。
いつも使うYamapなしに紙の地図とコンパスだけでデュフールまでの道のりが見つけられるのか。
真夜中の岩場や氷河でヘッドランプの明かりだけでルートファインディングできるのか。

クレヴァスだらけの氷河で一人で道が見つけられるのか。

メンヒで落ちた自分にデュフール頂上手前の岩場が超えられるのか。

あまりにも色々なことが不安過ぎて、この日は早めにベッドに入ったにもかかわらず殆ど寝られなかった。