霞沢岳西尾根①:40+5ℓのザックで雪山テント泊を試す | 海と山、時々きもの

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ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

今回、霞沢岳西尾根をリベンジするにあたって、前回の反省や他のテント泊の経験や直近のレコを見て、色々考えた。

 

真っ先に考えたのが、荷物を軽量化しようということ。

 

前回は直前まで体調は普通だったのに、テン泊翌朝、体調激悪で登れなかった。

なら、体調が万全でない今回は、できるだけ軽量化して体の負担を軽くしよう。

 

ちなみに前回の装備はこれ

反省点はこれ

 

【前回の天気と装備】

前回の天気予報はこう↓で、

 

前回の内容はこう↓。

 

で、パッキングした結果がこれ↓。

ザックはカリマーのUltimate60。

 

【今回の装備と天気】

 

今回の天気予報はこうで↓

 

今回の内容はこれ↓。

 

パッキング結果、自宅で撮り忘れたけど、登山口で出発する際はこんな感じ。

ザックはInstinct 40+5。

 

以下、幾つか軽量化にあたって工夫したこと。

 

①ザックを小さいものにする

これは軽量化というよりは安全のためでもあるけど、前回のUltimate60は少し大きくて、西尾根のように木の間をすり抜けたりくぐったりするときにザックが引っかかって危ないな、と思うことか何度かあった。

なので今回は、できればUltimate60よりは細身(かつ軽い)Instinct 40+5で行きたい、と思った。

こっちの方がロールトップで嵩を調整できるので、2日目の山頂往復にも適している気がする。

 

さすがに40+5は冬山テント泊用のザックとしてやや心もとないし、外付けしまくるのも引っかかって危ないと思うので、もし少しでも無理と思ったなら潔く諦めてUltimate60にしようと思った。

 

でも、実際やってみたら、ヘルメットやアイゼン、ゲーター以外は一応40+5にも収まる。

全部はきれいに入りきらないけど、ヘルメットやアイゼン、ゲーターは登山口でつけてしまえばいいので、この3セットは登山口に行くまではエコバッグに入れて持ち歩けばいいと思った(実際にそうした)。

 

まぁ、頑張って外付けすればエコバッグがなくても行けなくもない。

下は下山後に撮ったものだけど、マムートのハードシェル以外は全部つけた状態(このまま釜トンネル歩いた)。

 

電車に乗る時とかヘルメットやアイゼンがぶらぶらして邪魔かな、と思ったので帰りも結局エコバッグで3点セット(ヘルメット、アイゼン、ゲーター)を持ち歩いたけど、この、登山口で身につけるもの以外が収まるギリギリサイズのザック、というのはありかも、と今回やってみて思った。

 

②テントを軽いものにする

①のためでもあるけど、軽量化策その1は、テントを軽くて小さいものにすること。

今回これが一番大きかったと思うけど、前回はSamayaのAssault 2 8k、今回は同じSamayaのRadical1を使った。

重量は、Assault 2 8kが1560g、Radical 1が694g(ポール、ペグ込み)。

これはだいぶ大きい。。。

 

Assault 2 8kの売りの一つであると思われる「温かさ」が失われるのはちょっと迷ったけど、前回の夜の気温と比べて今回の夜の気温予報は3℃程温かったこともあって、Radical1を試してみよう、と思った。

 

これは結果的に大正解だったと思う。

ザックしょった時に前回は「背骨がきしむ。。。」と思ったけど、今回「あれ?山小屋泊とそんなに変わらない。。?」と思ったのは、他にも色々省いたものがあるとはいえ、テントを軽いものにしたことが結構大きい気がする。

*下山時は「荷物が肩に食い込む。。」と思ったので、出発前の「山小屋泊とそんなに変わらない」というのは多少気のせいもあるだろうとは思う。

 

③ストックを2本→1本にする

軽量化策その2は、ストックを2本から1本に減らすこと。

前回思ったけど、西尾根は急登の連続なので、私はストックは2本もいらない。

前回、急登やトラバースでストックが邪魔だな、と思った場面が何度もあった。

 

これも結果的に大正解だったと思う。

テント場につくまでにもピッケルを刺した場面が何度もあったので。

もし猛者であればストックすらいらなかったと思う(実際に途中でデポされているストックも見た)。

ただ私にとっては、ストックないと途中で力尽きて行き倒れる自信があったので、1本は必要。

 

④インフレータブル式マット→銀マットにする

これは軽量化というよりは、嵩を減らすため&Radical1のような狭い空間での居心地をよくするためでもあるけど、今回、インフレータブル式マットはやめて、銀マットにしてみた。銀マット+サーマレストのクローズドセルマット、のセット。

 

これは正直、どれくらい効果があったのかわからない。

夜は寒くて起きた場面が何度もあった。ただ、前回のように一睡もできない、ということはなくて1時間くらいの細切れの睡眠は取れたし、夏の鹿島ー五竜縦走(セルマット+インフレータブル式マット)でも何度も起きたので、インフレータブル式マットでも同じだったような気もする。

 

⑤食料を減らす

これは雪山装備的には怒られポイントかもしれない。

でも雪山で遭難したら、餓死するより凍死する確率の方が高そうなので、予備もってても一緒かな、と思ったので。。。

今回は必要最低限にしてみた。

具体的には、

 

・モンベルの五目リゾッタ1食(初日の夜に半分、2日目の朝に半分)

・卵スープ(2日目の朝にリゾッタの残りに入れて、「超リゾッタ」にして食べる)

・スポーツ羊羹3本

・クエン酸アメ4,5個

・おしるこ2パック+薄切り餅

・粉末紅茶1本+粉末カフェラテ1本。

 

以上。

結果的に、おしるこ1パックと粉末カフェラテは使わなかった。

 

正直、2日目の下山時にはお腹が鳴りまくっていたので、パンをもう1個くらいプラスしても良かった気はする。

でも今までの少ないながらのテント泊の経験で思ったけど、私は疲れている時は本当にものが食べられなくなるので、リゾッタ1食分を1食で食べきることができない。だから、リゾッタ1食で2食分の計算にするのでちょうどくらいな気がする。


もう一度書くけど、これはほんとよくない点かもしれない。

お腹が鳴る、ということは栄養が足りてない、ということだと思うので、食べられなくても無理やり詰め込むことが必要なのかも。

あと、今回は天気予報と場所からして、降雪で停滞を余儀なくされるということがなさそうだ、と判断したので食料をぎりぎりにしたけど、例えば天気が良くても怪我や体調不良で停滞したり下山がスーパースローになる可能性もあるわけだから、もう少し予備の食料をもっていくべきだったかもしれない。

 

ちなみに帰ってきてお風呂入る時に鏡見たら、お腹はべっこべこに凹んでいた。

年初来溜めこんだ脂肪は今回の山行で結構減ったのではないだろうか(前週のドイツ出張で殆ど食事をとれず減った分もあると思うけど)。

 

⑥その他

その他は、本当に人によるのと天候と雪の状態によると思うけど、前回持っていって今回持っていかなかったものは以下の通り。

 

・ワカン

 →直近のレコみて、どう考えてもいらなさそうだったので、もっていかなかった。

  木曜日に雪が多少降る予報だったけど、それでも。

 

・チェーンスパイク

 →前回は、釜トンネル+上高地トンネルの出入り口付近でスリップしたというレコが多かったので持っていった。

  が、これも今回は直近のレコをみる限りどう考えてもいらないと思ったので、もっていかなかった。

  (装備の写真には写っているけど、この後除いた)

 

・ピッケル2本→1本

 →前回は、シャベルにもなる可変式のピッケルと、いつものグリベルのをもっていった。

  でも今回は直近のレコ見て(以下略)。

  可変式ピッケル+ピッケルよりも、ピッケル+Black Diamondのシャベルのほうが軽い。

 

【今回の服装】

今回の服装は、前回とほぼ変わらず。

 

ミレーのアミアミ上下に、

 

上:ミズノのブレスサーモ+モンベルの腹巻+パタゴニアのキャプリーン(?)+パタゴニアのR1+マムートのノードワンドプロ

下:モンベルのメリノウールタイツEXP.+モンチュラのエクスカリバー

 

これに、夜寝る時はそれぞれ、上にパタゴニアのDASパーカ、下にはモンベルのダウンパンツ+象足をプラスして、背中お腹と足にカイロを1個ずつ貼り、プラティパスにお湯ためて脚の間に挟んで寝た。

 

夜は寒くて起きた場面が何回かあったけど、前回よりは高かった気温のおかげもあるのか、細切れとはいえ多少は寝られた。

(というかこれだけしてもぐっすり寝られない自分は、もうテント泊で熟睡できない体質なんだと思う)

 

個人的には、今回、気温や雪の状態もあると思うけど、40+5にして大正解だったと思うし、これからも同じような条件であれば、40+5を積極的に使っていこう、と思えた。

 

Instinct 40+5、ほんと便利だ。。。