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才谷桜二郎商店

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ショパン作曲
エチュード第3番 ホ長調 OP.10-3


ピアノ独学の私にはあまりに難しかった曲

それでも弾けるようになったのは
金丸との失恋という
背景があったからかもしれません



涙で鍵盤を濡らしながら
練習した日々でした



八木先生は私の演奏を聞いてこの曲に
「優しい曲」と名付けたけれど
私は、やっぱり
「別れの曲」だと思いました



音楽が、誰かに聞いてもらうところから
「捧げる」ところにまで感じられた
そんな想い出です

 

 

 

 



川端物語弐 498話 ショパン

 

 

混声合唱組曲 筑後川 より
「河口」

作中では
「河雲」として紹介



昭和62年NHKコンクール道北大会
全ての学校の演奏が終わり
敵味方なくステージに登った参加者たち

タッキーさんが指揮台に上がる
みんなで歌った「河口」

四天王やタッキーさんとの最後の時間
美しい時間が青春とともに過ぎていった
正に「終曲(フィナーレ)」

40年たった今でもね
この時の河口は記憶によみがえります

そう、「あなたの青春の曲はなんですか?」と
たずねられれば
「河口です」と答えるでしょうね

こうしてみると
私の青春には「川」とか「河」があったのかな

 

 

 

 



川端物語弐 380話 喝采

 

 

 

昭和62年度 NHKコンクール
川端高校 自由曲

混声合唱組曲 五つの童画 より
「どんぐりのコマ」

作中では
合唱組曲 五つの絵本 より
「リスの幾何学」として紹介

 



川高四天王を中心に
川高史上最高の演奏をした曲

Nコン、全日本、と高校生2大コンクールにて
審査員を思わずうならせる「伝説」となった

幾何学のようなトリッキーな変拍子は
まるで全力疾走しながら方程式に解を与える

この曲に携わった期間というのは
私は常に全力で
もっと青春をゆっくり味わっておけば良かったな
なんて
今は振り返ります

 

 

 

 

 

 



川端物語弐 295話 リスの幾何学

 

 

昭和62年度 NHKコンクール
氷川高校 自由曲

混声合唱組曲 風に寄せて より
「そのⅠ」

作中では
混声合唱組曲 風に流れ より
「序」として紹介


澄み切った小川のせせらぎ
風が気持ちよく通り過ぎる

風に導かれるように始まった桜二郎の青春が
ここで一つの大きな景色になった

氷高OB会と絶縁してまでもこだわった
氷高の天才、タッキーさんの青春が
確かにそこにあった

これぞ、我がライバル
氷川高校

 

 

 

 


川端物語弐 376話 川の流れの如く

 

 

昭和62年度 氷川市合唱祭 氷川高校

混声合唱組曲 海鳥の詩 より
「海鵜」

作中では
混声合唱組曲 海鳥なる より
「海鳥なる」として紹介

氷高の天才タッキーさんに訪れたスランプ
そんな中、完璧に仕上げてきた曲

 

寒風の海にたたずむ

海鵜の姿が浮かぶ名演

この日から、私とタッキーさんは
Nコンまで一切の会話をしない

本当の意味で、氷高と川高がライバルになったのだ

 

 

 

 



川端物語弐 273話 海鳥なる