メアリー・ノートン | 下咽頭癌・食道癌を乗り越えて〔声なき教員〕のつぶやき -「昴宿獨言」-

下咽頭癌・食道癌を乗り越えて〔声なき教員〕のつぶやき -「昴宿獨言」-

2010年に初期胃癌にて内視鏡除去。2012年に下咽頭癌と食道癌の「重複手術」をしました。「失声」「胃管吊り上げ」となりましたが、職業(教員)に復帰しています。ここでは、闘病生活と職場復帰の事、それと様々な思いなどを綴って行きます。

 気分転換のために目を通していた『床下の小人たち』を読了しました。メアリー・ノートンは米国人だと思っていましたが、英国の作家だったんですね。考えてみれば、この『床下の小人たち』はカーネギー賞受賞作品なのだから、当たり前ですね。でも、ノートンの第一作のファンタジー『魔法のベット南の島へ』は、米国で出版されました。それもあって、米国人だと思っていたのかも知れません。
 ところで『床下の小人たち』は、『借りぐらしのアリエッティ』(ジブリ・アニメ)原作になったものです。アニメでは、舞台を日本に変えていました。観たのですが、何か違和感を覚えましたね。そういえば『風立ちぬ』も映画館で観ています。ジブリのアニメ、監督が違いますけれど「ファンタジー」と「零戦開発」を扱うなんて、なんか格差のあるテーマでしたね。
 『床下の小人たち』に続き『野に出た小人たち』『川をくだる小人たち』『空をとぶ小人たち』、そして20年後に書かれた完結編『小人たちの新しい家』も手許に取り寄せました。こちらは『わが闘争』と違って、のんびり読んでいけそうです。

 でも、頸の疵痕、いつ頃盛り上がってくるのでしょう。盛り上がってくれば、経管を外して、次の段階(どういう段階かわかりませんが)に進めるとの事です。