復帰に向けて | 下咽頭癌・食道癌を乗り越えて〔声なき教員〕のつぶやき -「昴宿獨言」-

下咽頭癌・食道癌を乗り越えて〔声なき教員〕のつぶやき -「昴宿獨言」-

2010年に初期胃癌にて内視鏡除去。2012年に下咽頭癌と食道癌の「重複手術」をしました。「失声」「胃管吊り上げ」となりましたが、職業(教員)に復帰しています。ここでは、闘病生活と職場復帰の事、それと様々な思いなどを綴って行きます。

 昨日は病院から学校に、昨年度の「①研究報告」をメールで送付しました。内容は次の通りです。「研究課題としては「江戸の音曲」について「江戸三座」および「吉原遊郭」との関連に注目して研究した。特に文政二年正月『東都一流江戸節根元集』(有銭堂清霞跋)として増補刊行された書に記される所謂広義の「江戸浄瑠璃」各派の成り立ちを押さえる事に留意してみた。ここでは「江戸浄瑠璃」の祖として「薩摩浄雲節」を置き、以下「弄斎節」「肥前節」「外記節」「土佐節」「永閑節」「半太夫節」「河東節」の順に記されている。これらの演奏事情などについて、舌耕文芸(落語など)も視野に入れた。又、現代に伝承される「河東節」などについては、その「曲節」も研究対象とした。なお、授業「日本古典芸能史」において学生に鑑賞させるDVD、および研究室常備のノートパソコンの修理等にも「研究費」を使用している」
 次は、今年度の「研究計画」です。猶、痛み止めですが「オキノーム散」から「オプソ粉末」(モルヒネ製剤)に変わりました。末期がんの「レスキュー」として用いられる製剤です。ちょっと心配になったのですが、癌専門病院なので「普通の疼痛」で肝臓障害が出た場合でも、このような「鎮痛剤」を使うようです。でも、あまり良い感じはしませんね。