ニュージーランドの楽しみ -10ページ目

ZENKURO 日本酒イベント

 

Cherry Blossom Dinner with ZENKURO SAKEというイベントに行ってきました。ZENKURO(全黒)というのは、ニュージーランドのクイーンズタウンで作られている日本酒で、ここは今のところニュージーランド唯一の日本酒醸造所です。

全(All)黒(Black)という、この国のラグビーのナショナルチームとお揃いの名前ですね。

 

このお酒を作っているのはDavidさんという日本に長く住んでいた経験のある日本大好きなキウイの男性で、コース料理に合わせて出てくる5種類の全黒の解説をしてくれました。

 

私は最初、このイベントでは全黒を和食と合わせて味わうのだと思っていましたが、そうではなくニュージーランドのお料理と日本酒を合わせるという非常に新鮮な試みでした。

 

 

純米大吟醸、純米吟醸、濁り特別純米、雫絞り純米吟醸、梅酒、という五種類のお酒を鴨レバーペーストのブリオッシュ添え、ポークベリーといったメニューと合わせて味わうもので、私は最初にワイングラスで頂いた純米大吟醸がとても好きでした。ほんのりフルーティーで後味がすっきりしていて、日本に居て他に沢山日本酒の選択肢があったとしても、注文して飲むだろうと思う、好みの味でした。

 

今はニュージーランドに限らず海外のいろんな場所にお酒の醸造所が増えているようなので、私の認識が遅れているのでしょうが、日本以外でも美味しい日本酒が作られる時代なのですね。

全黒さんには、これからもどんどん美味しいお酒を作って頂きたいです。

 

 

道具は大事

 

我が家では私が夫の髪の毛を切っています。

面倒くさがりで美容院に行きたくない夫に頼まれて私がカットするようになり、最初は、ニュージーランドに居る時は私のカットで過ごし、ワインのマーケティングのために日本に帰る前だけはプロに切ってもらっていたのに、いつの間にか全て自前の美容師(私)で済ませるようになってしまいました。

 

私も初めは、こんなカットで夫を人前に送り出して良いのだろうか...と思っていましたが、いつの間にか平気になりました。慣れって恐ろしいです。

 

そしてある時良いことを思いつき、夫の誕生日にヘアカッター(トリマー?)をプレゼントして、それで切ることにしたのです。

そうしたら、スキバサミと普通のハサミと櫛だけで切っていた頃とは大違い!腕は変わらないのに仕上がりは明らかに良くなりました。

 

素人仕事に道具の助けって大事です。

良く切れる包丁と一緒ですね。

 

 

 

アカロアサーモンの楽しみ

 

アカロアサーモンを買ってきました。

アカロアというのはクライストチャーチから2時間くらいの所にある海辺の街で、ここの海で自然に近い状態で育てられたサーモンはとても美味しいのです。以前にも書いたことがあるような気がしますが、他の養殖サーモンと違って脂はのっているのにしつこくなくて、何をしても美味しく食べられます。

 

そして、ニュージーランドの魚屋さんで買うお魚は日本人の感覚では新鮮とは言い難い場合も多いのですが、アカロアサーモンの専門店で買うサーモンだけはいつでもピカピカで新鮮なので安心して買えるのが有り難い。

 

今回は俎板二つを横断して横たわる大きさだったので、当分食べられそうです。夫が捌いて切り身にしてくれたので、今日はお刺身と塩鮭で食べ、明後日用に味噌漬けの準備をし、残りは冷凍しました。

 

 

そして今晩の晩御飯は、お刺身と塩鮭を食べた後に、鮭を焼いた脂の残った炭板(遠赤外線効果で食べ物を美味しく焼けるというプレート)で焼く、焼きおむすびでシメました。これがめちゃくちゃ美味しい...。

最近、夫共々焼きおむすびの美味しさにハマっていて、脂の乗った魚や鶏肉を炭板で焼くたびに、その脂を使って焼きおむすびを(夫が)作っています。

 

サーモンはアラももちろん食べるし、食べた後のアラは出汁を取るのに使い、最後まで頂きます。だから断然丸のまま買った方が良いのですよね。

幸せな夕食でした。