稲星山から望む大船山と平治岳
稲星山から鞍部へと下って次に最高峰の中岳へ。
久住山から稲星山へのアップダウンと同様に稲星山から中岳へのアップダウンも中々強烈。
九重の主要な山々を全部登ってやろうという意気に翳りが見え始める。
中岳への登りより稲星山を振り返る。
久住山と天狗ヶ城の間に扇ヶ鼻
東千里ヶ浜と歩いてきた稜線の向こうに望む阿蘇の山々
九重連山の久住山系とは対照的に大船山系は木々で黒く覆われているのが印象的だ。
左奥には由布岳や鶴見岳の遠景も。
三俣山と大船山系の間に本日の幕営地の坊ガツル湿原。
既にテントが数張張られているのが見える。
星生山と涌蓋山や万年山、英彦山の遠景。
中岳と稲星山を振り返る
御池と久住山
中岳から僅か10分程で13:24天狗ヶ城(1,780m)到着。
正面には星生山や涌蓋山が見える。
御池の畔にて。
小さな羽虫が沢山浮いていて、お世辞にも綺麗とは言えなかった。
火口跡の空池と久住山
久住山→稲星山→中岳→天狗ヶ城と回って久住別れへと戻る。
体力温存のため一番楽な牧ノ戸峠からの行程にしたにも関わらず、既にヘトヘトで今すぐにでもテントに潜り込みたいところ。
次に登る予定の星生山は···遠回りになるので止め!
久住別れからは坊ガツルを目指して荒涼とした火山風景の北千里ヶ浜へと下っていく。
来た道を振り返る
巨岩群の荒々しい風景
広大な北千里ヶ浜
今なお火山活動を続ける硫黄山
累々と積み重なる巨岩
三俣山の分岐に到着したものの、見ての通り見上げる程のかなり厳しそうな高低差。
体力は少しずつ回復しつつあったけど···止めておきますw
行く手には鬱蒼とした大船山。
同じ九重山系にあって、かなり性質を異にするところが興味深い。
硫黄山と星生山を振り返る
三俣山の山腹の岩石に疎らに映えるミヤマキリシマ。
前日の鶴見岳や由布岳の開花状況を見て期待はしていたものの、やっぱり早すぎたようだった。
眼下に広がる坊ガツルへと下っていく。
坊ガツル湿原と黒々とした樹林に覆われた平治岳と大船山。
国指定天然記念物「大船山のミヤマキリシマ群落」として、ミヤマキリシマの最盛期には両山共にピンク色に染まり上がるという。
今回は度外視していたとは言え、やっぱり見たかったなぁ。
建物が見えてきたら、法華院温泉山荘まで間もなく。
15:03法華院温泉山荘に到着。
お土産や喫茶、自動販売機まで完備した広々として利便性の高い温泉宿だ。
せっかくなので熱々の手作り芋饅頭とジュースを購入して一息ついてから幕営地の坊ガツルへと向かった。
法華院温泉山荘から望む平治岳と大船山。
右手に進むと有料のテン場があるけど、良心的な300円。(坊ガツルに至ってはなんと無料!)
社会情勢を口実に7倍近い金を詐取するアルプスや八ヶ岳の小屋はマジで見習え!
普段は居心地が悪いテント泊だけど、この日は快適に過ごすことができた。