丹沢日帰り登山(寄~雨山峠) | 単独行者の山行録

単独行者の山行録

歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

いつも通り4時に起床しコンビニで水分とおにぎりを購入、始発で大船を経由し小田原へ。
小田原で小田急線急行新宿行きに乗り換え、一駅目の新松田駅で下車。
寄行きの始発は6:50分発なので十分な時間があり、存分にストレッチを行う。
平日の通勤時間帯ということもあり、新松田駅と松田駅の連絡路は大勢の通勤客が行き交う。
6:50、富士急湘南バスの寄行き乗車。
意外にも5,6人乗車したことにびっくり。
朝日が車内に射し込む中、街中から山間に景色は移ろい、暫くして山間の集落を走行し、7:15、終点の寄に到着。
近くに鍋割山への登山道があるが、今回は雨山峠経由のルートなのでそちらへは行かずに中津川沿いを延々と北上していく。


中津川の清流と奥に丹沢の山

この川沿いの舗装路の途中にトイレがあったので寄り、再び北上する。


俄に咲き始める梅の花

この辺りの梅は冷え込むだけあって開花はまだまだな感じでした。
山間に到達してからは道幅が狭くなり、落石が目立つ荒い舗装路となる。


廃屋が点在する不気味な林内

更に進むと嘗てはキャンプ場として栄えたであろうその名残の廃屋が点在する林内を通過。
程なくして一般車道の終点に至る。


ここから先はゲートがあり、一般車両は侵入出来ない。

水源林管理所で登山届けを提出し、歩道を引き続き北上していく。
暫く進むと、本格的な登山道への入口に着く。
看板には遭難多発の注意書きと沢沿いの道や渡渉が多いので一般向きではない旨が書かれている。
山と高原地図にはそんなこと書いて無いんですがw
まあそんなこと気にもしてられないので先へ進む。
登山道は植林ボランティア用のルートや周回ルートが多くあるので、やや注意を要する。
暫くして早速の渡渉ポイント。


渡渉箇所の両岸には黄色く目立つ親切な看板が。

時期的に水量が少ないので難なく渡ることが出来ます。
西側に渡り終え、少し登山道を進むと直ぐに渡渉ポイントが。


第2の渡渉箇所。対岸まで遠い。

広大な川原


ケージに使えそうな流木がいっぱい

広々とした川原で解放感があり気持ちいい。
流木が沢山あり、ペットの土産にしたかったが、そんなスペースは無いので断念。
東岸に渡り、少し進むとまたもや渡渉。
そして直ぐに渡渉w


第3の渡渉箇所


上流ゆえ巨岩が多い

ここからは暫く東岸を高巻きして進む。
しっかりとした登りなので、踵の靴擦れが疼きます。
暫く進んで最後の渡渉ポイントへ。


進む先の梯子と崩落した斜面


最終渡渉箇所より下流方向を望む

川原より南方の来た道を振り返ると如何に山深いかが分かります。
普通の登山道とは違い、渡渉が多く、新鮮で楽しい。(笑)
梯子を登り、沢沿いの狭い道を進むと一般的な林内の登山道となる。
登山道を暫く登るのだが、この一帯は鹿の糞跡が沢山あったので、個体数が多いようだ。
ここで中年男性のハイカーとすれ違い、この先危険箇所があること、私の他に二人組のハイカーが先行していることを聞く。
別れ、暫く登るとその危険箇所らしきポイントが。


絶壁に架かる木製の頼りない橋

普通の人は大丈夫なんだろうけど、高所恐怖症の私にはとても緊張を強いられる箇所です。
無事に渡り、沢沿いを進むが、この辺りから積雪が目立つようになる。
だが、アイゼンを出さずとも進むことは可能で、必要ない箇所も多く、何より出したり仕舞ったりするのが嫌なので、装着せずに進む。
沢沿いの高所のトラバースで二人組のハイカーを追い越す。
この辺りは先程のような高所に架かる木製の橋があったり、狭い崖沿いのトラバースだったりと油断を許さない。
少し進むと沢に着くが、この先登山道もピンクリボンも見当たらない。
仕方無く少し戻って看板を確認するも、この何もない沢を指し示している。
仕方無く沢沿いに進むと途中の雪上にトレースを発見。


沢の雪上を進む。

この辺りは窪地ということもあるのか踝よりやや上あたりの深雪だ。
沢を暫く遡上すると左手に雪で沢なのか登山道なのか分からない登り道があり、とりあえず、踏み跡を進んでみる。
少し登ると休憩するためのテーブルがあり、案内板を見てここが雨山峠だと認識。


分岐点となる雨山峠の広場

9:15、雨山峠到達☆