単独行者の山行録

単独行者の山行録

歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。


加入道山よりガスを纏う大室山。
本当なら本日の山行のメインとなる山だったけれど、あちらはまた次の機会に。
幾重にも重なる深い山並みに立ち込める厚い雲。
神奈川県とは思えない深山幽谷の景色。
白石峠から進路を西に採り菰釣山方面へ。
力尽きかけた思い出のあるアップダウンの激しい稜線ではあるけれど、自然林の穏やかな雰囲気は悪くない。
雑魚ピークの一つ、ナメクラ沢ノ頭
雑魚ピークの割にはまずまずの展望。
正面には道志の今倉山と背後に御坂の三ッ峠山。
甲相国境尾根において、展望のある山は貴重な存在だ。
バスキング中のニホンカナヘビさん
雑魚ピークの一つのバン木ノ頭。
他にも小ピークは多数あれど、名前がある雑魚ピークはそれらに比べてややアップダウンが険しい。
パンケーキみたいなキノコ
ブナを始めとした美しい自然林。
展望は少ないけれど、とても良い雰囲気。
ジャンクションピークのモロクボ沢ノ頭に到達。
ここで国境尾根を離れて畦ヶ丸方面へ。
そろそろ久し振りに菰釣山方面も歩きたいなぁ。
12:32昨春ぶりに畦ヶ丸に到達。
人気の山にも関わらず、昼時だというのに山頂は貸し切りだった。
山頂から50分程下って西沢へ。
帰り道の定番寄り道スポットと言えば···
もちろん本棚の滝だ。
寧ろ、水量の多いこの時季はここに寄るために畦ヶ丸を再訪してると言っても過言ではない。
水飛沫が爽快でたまらない。
今にも服を脱いで水浴びしたいところだが、人気故かな。
ソロの方がやってきた···。
沢沿いの湿潤な斜面に生えていたこの小さな花は何だろう?
ツリガネソウ?似たような花が多くて判らん。
あとは西沢沿いに緩やかに下るだけ。
このルート、いつ歩いても渓流美と心地良いせせらぎがたまらない。
丹沢にしては珍しく、畦ヶ丸は夏季が絶好のシーズンだと思う。
沢沿いの道は体感的にもせせらぎの聴覚的にも涼しくて最高だね!

最後に橋を渡ってフィナーレ。
当初の予定通りにはいかない山行だったけれど、沢の涼やせせらぎの癒しを感じた爽快な山行だった。

6月11日 歩数34,891歩
西丹沢VC8:25→用木沢出合8:47→白石峠10:21→加入道山10:40→モロクボ沢ノ頭12:13→畦ヶ丸12:32→本棚13:45→西丹沢VC14:30

諸費用
横浜市内↔谷峨駅2,000円
谷峨駅↔西丹沢VC1,760円
水2L+携行食300円
合計4,060円