「ギャングワイフのボスに会わせてやる」と言うアーチーに連れられ、シェパードはOasis Springsにあるナイトクラブにやってきました。
シェパード「ボスに会わせるって本当かな。俺を騙す気だったりして」
アーチー「信じないなら帰っても構わん。その代わり二度とボスには会えないだろうが」
シェパード「行くって。案内してよ」
シェパード「ここ、なんなの?」
アーチー「会員制のナイトクラブだ。ボスのお気に入りじゃないと入れない」
めっちゃ身内が舞い踊ってるんだけど
まあ細かいことはあまり気にしないでおきましょう。
シェパード「俺が入れるってことは、俺もボスのお気に入りなの?まだ会ったこともないのに」
アーチー「いや、もうお前はだいぶ前に会ってる」
シェパード「そんなはずない。ボスは顔を知られないように生活してる。同僚も俺のちょっと上の上司だってボスの素性は何も知らないんだぜ」
アーチー「誰も素性を知らないなら、お前が「ボスだ」と気付かずに話してる可能性はあるじゃねえか。まあいい」
アーチー「どうせこれから本人に会うんだ」
シェパード(セルヴィスちゃんの絵画がいっぱい…)
シェパード「おい。ここで会えるって、俺たち以外誰もいないけど……」
「…なるほどね。大袈裟な芝居しやがって」
「あんたがギャングワイフのボスなんだ」
アーチー「半分は正解で、半分は間違いだな」
「ギャングワイフのボスは今2人いる。くそみたいな仕事してる下っ端のお前にまではまだそんな話は行ってないかもしれねえが、俺につくか向こうにつくかで随分前から組織内で揉めてる。内部で潰し合いだよ」
シェパード「…ご近所物語で死んだんじゃなかったんだ」
「本当は殺されたんじゃないの?」
アーチー「あっち側のボスはもうお前を嗅ぎつけてるぜ。お前が俺側だと思ってる」
「まあ無理もないよな、深く関わりすぎた。お前だっていつ俺みたいなことになるか分からない」
「だから言ったんだ。家族が大事ならギャングワイフには入るなと」
「えっ急に何が始まったの!?」と思われた方すみません。要は犯罪組織「ギャングワイフ」は、現在アーチーともう1人ボスがいて、アーチーともう1人のボスは考えが相容れず随分前から組織内抗争が起こっていたのです。表向きアーチーはご近所物語で死んだことになっていることになっているけれど、本当はその抗争中に、アーチーは向こうのボスに「始末」されてしまっていたというわけ。
こうしてギャングワイフのボスのうち1人の正体が分かりましたが、アーチーは謎にブチ切れてるしシェパードはトイレ漏れそうです。君たちプレイヤーがせっかく場を盛り上げようとセッティングしてるんだからもっとこう雰囲気というものをだね…
シェパード「漏れそうだけどこれではっきりした…アーチーはセルヴィス親衛隊のボスで、ギャングワイフのボスでもあったんだ…」
シェパード「で、もう1人のボスは誰なの?」
アーチー「誰々って聞くしかできねえのか?赤ちゃんかお前は?ちったあ自分の頭と足を使え!」
アーチー「だから心配だったんだ。お前は口ではでかいこと言ってるが、甘ったれで舐めくさってておまけにくそ野郎だ」
アーチー「セルヴィス親衛隊のことにしてもそうだ。お前はセルヴィス親衛隊をお気楽なクラブ活動か何かと勘違いしてやがる」
アーチー「お前はいつか俺とイヴィーだけが悪人でマイはまともだみたいな言い方をしてたが、あいつだって弟のリンだってセルヴィス親衛隊だ。多少の汚いことはやってきた。今は家庭があるから手を引かせてるが、それをお前がわざわざ首を突っ込んできて…」
シェパード「ぐだくだ言うなよ、分かったから。もう今更遅いだろ。俺はギャングワイフに入ったんだし、もう1人のボスにも目をつけられてる。そうなんだろ?」
シェパード「だったらそのもう1人のボスを潰すまでだ。それであんたは心置きなく引退すればいい。俺が新しいボスになってギャングワイフを仕切る」
そう。これが4代目の大切なタスクです。
犯罪者キャリアの頂点(ボス)に上り詰め、アーチーと敵対しているもう1人のボスを敵とみなすこと。
アーチー「…口ではなんとでも言えるがな。本当にそんなことができると思うのか?」
(シムズ4をやりこんでる方は気づいたかもしれませんがこれ口説き文句言ってます)
シェパード「まあ見てろって」
アーチー「期待しないでおくとしよう」
シェパード「帰るの?もうちょっとギャングワイフについて教えてくれよ、アーチーおじさん」
アーチー「誰がアーチーおじさんだ。小さい子扱いしてもらっておやすみのキスが欲しいなら、さっさと家に帰ってマイにでも甘えろ!」