DIY 窓改修 | Pleasant Designのブログ

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さて、2~3週間ほど前に窓DIY改修を行いました。

私はマンションに住んでいます。
窓はアルミペアガラス(空気層6mm)

マンションは暖かいという印象がありますが、
私の住む部屋は西の角部屋、かつ子供部屋は北に張り出しており、
東西北と三方位に面しています。

子供が小学校に入り、子供部屋を本格的に使うことになり、
初めての冬です。

窓をなんとかしなければと思いつつ
12月に入り、重い腰を上げました。

まずは使用した材料。


ホームセンターでプラベニヤ、木材、隙間テープを購入。
全部で4000円程度です。

これをビスを使わず、両面テープなどで、
内窓を作成!


プラベニヤを採用したのは明かり取りと、透湿抵抗を高め、
結露防止目的です。

アルミ+ペアガラスの熱貫流率は4.65
窓の大きさは大体一坪なので、3.31m2
内外温度差が20℃の場合、窓から300W熱が逃げている計算になります。
結構大きいですね。

内障子の設置で熱貫流率が3.38となり
熱損失が77W減る計算になります。

それがどう変わるかの検証です。

朝7時の比較です。



内窓設置前のサーモ画像
10℃を上限とした色画像にしています。
最小が-0.4℃とかなり冷えていますね。
そりゃ、結露もするわ!という感じです。
よく冬にLDKで加湿器をたく人がいますが、
寝室や子供部屋などの非暖房室の窓がショボイと
窓が除湿機となります。。。


特に窓下部はかなり氷点下まで温度が下がっています。

つづいて、内窓を設置しサーモ画像


平均温度が2.0℃から4.6℃と変化をしましたが、
思ったより上がらないですね・・

はたときづいたのが、室温。。
まだ子供部屋に暖房機はないので、
朝7時の室温は9℃。
つまり室温が低い分、温度差が出にくいということですね。

それではと封印していた
オイルヒーターを持ち出し、廊下に設置し、
付けっぱなしにしました。

そうすると窓の平均表面温度が6.8℃に上昇。。
ま、室温が上がったので当たり前ですが。

なぜ廊下にオイルヒーターを置いたかというと、
子供部屋は2つあり、ひとつは私のしごと部屋にしています。

仕事部屋の熱画像がこちら。


平均温度は大きく変わらないですが、
最低温度が-0.3℃から3.0℃と大きく変わっています。

仕事部屋の方には出窓があり、
そこからの西日が激しいので、
遮熱シートを張っているのですが。


結構効果があります。
ま、ただ欠点は光が全く入りませんが。
DIY内窓+断熱カーテンが効果的ですね。

さて、今回で一番痛感したのは、
暖房をかけてこその、窓改修の効果だということですね。
部屋が外気温に近いくらいに寒ければ、窓から逃げる熱も少なくなります。
上記計算で言えば、室温が10℃しかなければ、窓から逃げる熱も150Wになります。

「だったら、断熱改修は意味がないのでは?」という声が聞こえてきそうですが、
今回の大きなメリットは結露がなくなったこと。
つまり、窓が除湿機にならなくなったことです。

さて、次のステップは部屋の暖房負荷を計算して、
子供部屋に高性能エアコンを設置することです。

エアコンの風が苦手な奥さんがいらっしゃりますので、
冬の条件が一番厳しい、北の子供部屋のエアコン一台で、
全館暖房を試みようと思います。

エアコンの光熱費と、LDKのガス床暖房の光熱費、
どちらが安くなるかシミュレーションしてみます。

「20万円くらいのエアコン、買わんといけんかな」
といった私の言葉に。。

「えーーーーー!!!」といった妻。
最強のお客さま・・・頑張りまっす!