できるだけ、一般の人にも分かりやすい表現にしたいと思い、
そのアイデア集としてしばらく、ブログに綴ります。
お付き合いをばよろしくお願いします。
さて、普段から「省エネ、省エネ」と声高に言っていると、
なんかつまらない家だなーと誤解を受けてそうなので、
原点回帰で、快適な家をつくるためのアプローチをご案内します。
何が分かりやすいかなと思い、
思いいたったのが、こちら!
有名なイソップ童話の「北風と太陽」です。
コートを北風と太陽のどちらが脱がせることができるかというお話ですね。
これは冬から春の季節の変わり目を描いているようでもありますね。
住宅(建築物)においても、「風と太陽」は大きなキーワードです。
冬にはこの絵の通り、
コートをきちっと閉めること、つまり家の隙間をなくし、
窓からたくさんの太陽の熱が入る家が快適な住宅になります。
冬の寒い時期でも、晴れればたくさんの熱を太陽は無料でくれます。
加えて、住宅の断熱性を上げると、その熱を夜まで使うことができます。
これが高気密高断熱住宅です。
と、こういう話をすると、
「日本の夏は暑いから、そんな家をつくったら駄目だ!」と
言われたりします。
そのとおりですよねー。
最初の「北風と太陽」のイラストも、
春のイメージなのか、寄り添っている木の枝ぶりが寂しいです。
みなさん、夏に外出するときはどのようにしてでますか?
女性の多くは日傘をさしますよね。
これが日射遮蔽です。
夏には庇などをつけて、家の中に太陽の日差しが入らないようにする。
これだけで、高気密高断熱の夏のオーバーヒートは防げます。
「北風と太陽」の続きをもし、私が書くのなら、
「夏風と太陽」を書きたいですね。
夏風と太陽がどちらが日傘をたためさせることができるかを描けば、
風の名誉挽回になると思いませんか?