またまた寒波が押し寄せて、
午前中はみぞれが降っていた瑠璃地方です。
先週のことですが、
久々に
『中途半端な歴女の会』で、
地元の史跡や寺社を巡ろうということになり、
巡ってきました。
メンバーのひとりが、
現在、私たちの地元である
高槻の歴史の勉強をしていて、
高槻にも史跡や古墳がたくさんあることが
わかったのです。
まずは、嶋上郡衙跡附寺跡を訪ねます。
（しまがみぐんがあとつけたりてらあと）
冬枯れの木と冬空が広がっていました。
風が強くて寒い日でした。
このあたりには、
儀式を行う庁院や、戸籍や税などの事務をとる館舎などが
あったそうです。
言ってみれば、
今の市役所の役割をするものが
ここにあったのですね。
冬枯れの木も
いいものですね。
実が残っていて、
ヒヨドリがついばんでいましたよ。
こちらには、素盞嗚尊神社があります。
（すさのおのみことじんじゃ）
小さな神社で素通りしてしまいそうなのですが、
奥に大きな御神木がありました。
奈良時代の寺跡（芥川廃寺）とのことで、
この手前の手水鉢の大きな石は、
郡寺の塔の心礎として使われていたものだそうです。
神社から南の方角を見ると、
グラウンドが広がっています。
寺跡なので、
建物などは建てられないのでしょう。
スズメちゃんがいっぱい止まっていました。
ヒッチコックの映画、
『The Birdｓ』を思い出したりして・・・
そこから少し東に向かうと、
嶋上郡衙跡が見られます。
芥川もすぐ近くなので、
芥川から淀川に荷を運び、
京の都にも大坂にもアクセスが良い
便利なところだったのですね。
（現在も便利ですが）
少し奥に
今城塚古墳もあります。
更に東に向かうと、
清福寺太子堂があります。
市の指定有形文化財です。
聖徳太子を祀ったお堂です。
その後、
少し北に向かい、
私が子どもの頃からよく散歩で訪れている
神峯山寺（かぶさんじ）に行きました。
神峯山寺は
光仁天皇（桓武天皇のお父上）の勅願所であり、
天皇家と縁の深いお寺です。
隠れた紅葉の名所でもあります。
秋には京都の寺社に負けず劣らずの
素晴らしい紅葉が楽しめます。
『日本最初の毘沙門天』と
なっています。
683年に金毘羅童子（山の神）が
毘沙門天を4体刻み、
1体をこの神峯山寺に置いたとされています。
小学校の時の遠足で
ここまで来た覚えがありますが、
実家も近いので、
今でも散歩というと、このお寺までよく来ます。
今は楓もすべて落ちていますが、
秋は格別です。
山あいの静かなお寺です。
近年は、
周辺で新名神の工事が始まり、
少し騒がしいのが残念です。
冷えた体を温めるべく、
今城塚古墳の隣にある
Sunny Sideというベーカリーカフェへ。
（以前も紹介しましたね）
食欲のない日で、
小さいサイズのパンを
口の中に押し込みました。
以前の私なら、
3個は食べていたのにな。
Sunny Sideのパンは、
種類豊富で、
とてもおいしいです。
家では小麦グルテンを控えているので、
たまにしか来ないのですが、
地元では行きやすい場所にあります。
週末まで、
厳しい寒さが続きそうです。
雪の被害が出ませんように。
今日聴いた曲
せつないメロディーの弦楽器と
美しいコーラスの融合、
私の中では最高傑作の
Ave Mundi Luminar
by
Rodrigo Leão & Vox Ensemble