蔵書がたくさんあるのに、
読めていない本がかなりあることが判明したので、
今年はとにかく、
今ある蔵書、気になっている本、一期一会で出会った本を
片っ端から読むのが目標です。
息子と一緒に
家にこもっているので、
読書が進みます。
今年はブックレビューもたくさん書きたいです。
ってことで、
今日は
心屋仁之助さんの
「いいかげんに生きる」
年明けから
こんなタイトルの本を選んだ私、
自分ではいいかげんなようで、
いいかげんになりきれていないので、
もうちょっと肩の力を抜きたいなと
いつも思っているんです。
この本は
昨年、心友からプレゼントされたもの。
本の帯に
「ちゃんと」より「がんばる」より
かなり適当くらいが人生うまくいくと書かれてあります。
とても読みやすい本です。
心屋仁之助さんは心理カウンセラーであり、
アメーバブログも書いていらっしゃいます。
☆→ここから飛べます。
中でも、
病気は「それ、自分らしくないよ」というサインかも
というタイトルに反応した私。
ここ数年、
体の不調に悩まされながら生きてきているので、
もしかしたら、
心の悲鳴が体に影響しているのかも・・・と
思うこともしばしばありました。
とは言え、
フルタイムで仕事をしているわけでもないし、
今はまだ親の介護などをしているわけでもないし、
生活がめちゃくちゃ大変で困難でってわけでもないから、
なぜ私の心が悲鳴をあげることがある?と
打ち消したりもしていました。
でも、
心屋さんは、
「他人の機嫌ばかりとって、他人の評価ばかり気にして、
言いたいことも言わず、やりたいこともやらずに、
我慢がたまってしまうと、体に不調が出る」と
書かれています。
まさに、それ私・・・です。
子どもの頃から、
母の機嫌ばかりとってきて、
結婚してからは夫の顔色ばかり窺って、
夫や息子を笑わせようと努力したり、
外では他人の評価ばかり気になって、
自分がどう思われているか気になる・・・
人と会うと、
会った後、
必ず「ああ言えばよかった、あんなこと言わなければよかった」
「ああ、もっとあの時ああしていれば・・・」
「気が利かないと思われただろうな、あれで嫌われたかも」
なんてウジウジいつまでも考えてしまうのが私なんです。
で、人と会うとドッと疲れてしまい、
人と会うことにどんどん消極的になってしまい、
だんだんひとりでの行動が増えていく・・・
出先で吐き気、腹痛、下痢は日常茶飯事。
電車の扉が閉まると不安になり、
次の駅まで何分?と考えてしまう。
なので、各駅停車に乗ってしまう。
やっぱり
体の不調と心の状態はつながっているんだな、と
感じます。
私のことを表面からしか見ていない人からは、
「いつも明るく笑ってるから、悩んでいるように見えない」とか
「すべて持っているあなたが何を悩むことがあるの?」とか
言われるのですが、
きっとそれは私が明るく振る舞うように努めているからであり、
私の暗闇の部分やコンプレックスを知らないから。
コンプレックスや悩みがない人なんていないけど、
心の中のドロドロした部分を他人に見せると、
やっぱりドン引きされたり、
結局は嫌われたりと、
あまりいい結果にはならないことを
知っているので、
本音は飲み込んでしまうことが多いです。
心屋さんは、
「本音だけど飲み込んでそうな言葉」を歌詞にして
歌を歌っているそうです。
そうすると、
その歌を聴いた人が涙を見せたりするんだそうです。
それは
「自分の中にこんな本音があったんだ」ということに気づくから。
本当の自分、気づいていない自分をわかってあげると、
体が喜んで涙が出る。
心屋さんの著書を読んでいたら、
私はもしかしたら、
いつも失敗を恐れて、人に嫌われることを恐れて
生きてきたんじゃないかな、と思いました。
心屋さんの言葉
「失敗してもいい、嫌われてもいい」という言葉に
ちょっとホッとしました。
心屋さんって面白いです。
「いいかげん」「適当」にふるまってみて、
「あ、でも、やっぱりやさしくありたい」って思ったら
やさしくていいんです。
「がんばりやさん」に疲れて、ダルダルしてみて、
「あ、でも、やっぱりがんばりたい」って思ったら、
がんばってもいいんです。
・・と書かれているところも、
一周回って、元に戻るのもいいじゃないか、
みたいに言われているところも
ホッとします。
今年はダルダルと楽しいことだけを
するのでもいいかなあ、
なんていう気持ちになってきます。
(そんなこと思いながらも、
真面目にやることもやるべき!と
言っている自分も存在するのですが・・・)
いずれにしても、
ほんわか笑顔になって、
気持ちがゆる~くなる本でした。
今日聴いた曲
なるようになるさ~の曲、
気持ちが楽になります。