クラシック初心者だから楽しい!浜松国際ピアノコンクールの鑑賞法 -5ページ目

クラシック初心者だから楽しい!浜松国際ピアノコンクールの鑑賞法

静岡県浜松市で行われる、第8回浜松国際ピアノコンクールを応援するサイト。

こんにちは、浜コンコンシェルジュのてるこです。



マスタークラス1日目、ボランティアです。



マスタークラス受講生は、セミファイナル進出者の6名。そして講師は、偉大なる審査員の先生方です。



昨日は聴衆に混じって、2日目登場の實川さんやアシュレイさんの他、本選に出場される佐藤卓志さんの姿もありました。



初日トップバッターの受講生は阪田さん。講師はイスラエルの巨匠、アリエ・ヴァルディ先生。



わたくし、チケットもぎりで会場外だったためレクチャー聴けず、残念(iДi)



かろうじて漏れてくるピアノの音色を耳かっぽじって聴く。



講師の先生によって、教え方もずいぶん違うのですね。



アリエ先生は、わりと流しでさーっと弾かせるのに対して、



次のオシプさん×アンドレイ・ピサレフ先生の時は、同じフレーズをうまくいくまで何回も繰り返させる。



そんなダメなんかい(´Д`;)!!ってつっこみ入れたくなるくらい。キビシー(TωT)めげますね。



ロマン・マルチノフさん×エヴァ・ポブウォッカ先生の回では、先生の教えに対してロマンさんが主張をぶつけ、それに対して先生がさらに的確なつっこみを返すという論争もあったようで。会場から笑いが聞こえてきました。



さすがロマンさん!!芸術論に熱い男ですね。雰囲気からして、どっかの詩人か?って思うような風貌ですしね。公園を散歩してるか、アーティストの集まるサロンにいそうです。



そしてわたくしは、レクチャーを終えて「あー腹へった~」と帰ろうとする阪田さんの行く手を遮り、肩をむんずとつかまえ挨拶。



(こういうときは、ご本人の迷惑にならないタイミングを計って、チャンスがあればGO-!ですよ。)



「あなたの演奏、ホントーに最初から、ずっと好きでしたよ。2次、3次で泣きましたよ。だからがんばってくださいね」



と。そうしたら、とびきりの笑顔で、



「マジですか!?ありがとうございます!!」



と、元気に返してくれました。



なんという屈託のない笑顔!!あのピアノの音色と一緒、心が洗われます。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



審査員長の海老先生は、3名すべての方の講義を最初から最後まで、しっかりと聞いておられました。



オシプさんは、ロビーの外で講義が終わるまで、海老先生をずーっと待っていましたよ。



なんだかセンセの母性を感じますね。



才能のある若いピアニストを3次で落として、レクチャー受けさせご自分はそれをしっかりと見届けるという。まっとうなやり方な気がします。



マスタークラス、面白いですね。