クラシック初心者だから楽しい!浜松国際ピアノコンクールの鑑賞法 -6ページ目

クラシック初心者だから楽しい!浜松国際ピアノコンクールの鑑賞法

静岡県浜松市で行われる、第8回浜松国際ピアノコンクールを応援するサイト。

こんにちは、浜コンコンシェルジュのてるこです。



本選出場者 が発表されました。



みなさん予想通りの結果でしたでしょうか?



私の押しメン、阪田くんと實川くんは惜しくも進出することはできませんでした。゚(T^T)゚。



本選に出場する6名の皆様!ぜひ最後まで力を出し切って頑張ってください!応援しています。



そして今回本選出場することができなかった6名の皆様も、おつかれさまでした。



ところで、お気に入りのコンテスタントが落選してしまうと、やはり我々も悔しい気持ちになりますよね。



ですが、自分の心で感じた音楽は本物ですビックリマーク



もしロビーで出場者を見かけたら、「感動をありがとう」と一言声をかけてあげたいと思います。



この結果をしかと心に受け止めて、感じたこと。



同じステージに方を並べたコンテスタントの中には、お気に入りの人もいれば、中には1次からすべての演奏を聴いているのに、1度も自分の心の琴線に触れてこなかった人もいたと思います。



その人のいったい何がいいのか、自分は分からないのにどうしてみんなはいいと言っているのか。



私事を例に挙げますと。



私は、ショパンの舟歌や幻想曲のような、抒情的で詩的な世界が理解できません。



また、音楽の解釈の問題や、説得力のある演奏というのが、どういうことなのか、判別がつきません。



このブログでは、作曲家やクラシック音楽を知らなくてもコンクールは楽しめる!というテーマでこれまで綴ってきましたが、



知らなくても十分楽しめる。けれど、知っていた方がより理解が深まりますね、ということを、自ら学ばせていただきました。



勘やセンスだけでは、どうにも理解ができない領域というものがあるのだな、と痛感いたしました。



応援するコンテスタントが落選して、自分も落胆してそれでオシマイ、ではもったいないです。



本選出場者の演奏と、できなかった人の演奏の何が違うのか、ぜひじっくり考えてみてください。



百戦錬磨のプロの審査員達が選んだ6人なのですから、まず正当な理由があって当然でしょう。



昨日本選出場者発表の、海老審査委員長がおっしゃられた最初の言葉が印象的でした。



「音楽も、絵画やその他のさまざまなアートと同じ、芸術ですね。音楽以外の、たくさんの芸術に触れてください。今、浜松市美術館でレーピン展がやっています。「展覧会の絵」も展示されています。ここからタクシーで10分ですから、ぜひそれを見に行らしてください。芸術を極めることは、自分との闘いです。」



この言葉を聴いて、まずイリヤさんの本選入りを確信したのと笑。



おそらくこの言葉にヒントがあるのだろうと思い、家に帰ってさっそく動画をチェック。



本選出場者と、落選者の モーツァルト四重奏 聴き比べ。



先生の言わんとしていることが、なんとなく分かったような気がします。



動画はLIVE配信や演奏を楽しむ以外にも、我々の音楽の学習にも本当に役立ちます。



そして、他の人の意見にぜひ耳を傾けて、話をよーく聞いてください。



ここで、私から最初で最後のコンクール鑑賞法です。



周りに座っている人に、たくさん話しかけてみましょう。



知っている人、知らない人、問わずです。



きっといろいろな意見が聴けるでしょう。



ネットを介してでもいいですが、直接対話が一番手っ取り早いです。



ピアノの先生とお知り合いなら、教えを乞うてみましょう。



コンクールは、我々聴衆も、一緒に成長することができるという点でも、とても意義のある事業ですね。



浜松の聴衆の耳がいいのは、きっとこのコンクールがあるおかげでしょう!笑。



私も勉強がてら、マスタークラス、本選聴きにいってきます!