今年の夏の終わりは駆け足すぎて、余韻もないままに秋を迎えてしまった関東地方。


夏の初め、田舎に住む兄貴から一つの飼育ケースが届いた。コロナ禍の影響で今年もお盆は帰省できない旨を伝えていた、東京の甥(息子)達に少しでも夏気分を味わってもらおうと


雄雌カブトムシのつがい


を送ってくれた。カブトムシを飼うのなんて何年ぶりだ?息子達はもちろん我が家のおカミさんにとっても初めてらしく南国育ちのくせに虫が大嫌いで俺も久々すぎてよく覚えていない、さて困った。初日から


飼育ケースから脱走事件


が勃発し、虫を手掴みできないおカミさんに朝早くからたたきさ起こされ飼育ケースに戻したりした。この夏は専ら家にいなかったので、カブトムシの世話はおカミさんと5歳の長男に任せっきり。


餌はゼリーなんだねぇ


俺が小学生の時はそんなのなかったけどなぁ、と夜中にゴソゴソ動くカブトムシを横目に毎晩ビールを飲んでいた。


一つの飼育ケースをセパレートして


雄雌で分けて飼育するんだって、一緒にしちゃうとすぐに交尾して雄が早くに死んじゃうらしい。へぇ〜


俺たちの時代はカブトムシ相撲


がメインだったので雌は捕まえなかった。つがい飼いは兄貴達が何度か試してたけど、卵を産ませての越冬飼育はかなり大変なので夏の終わりに逃すのが定番になっていた。


8月中旬いよいよセパレートを外す時が来た。交尾と言えばそれまでなのだが、あまりに生々しいとのことでおカミさんは子供達に


「結婚❤️させるよー」


と言っていた。まぁ間違いではないんだが。さて、一つの部屋にした途端雄が雌を追いかけ始める


「乗っかった、母ちゃん乗っかったよー結婚したよー」


んー、俺には強姦魔にしか見えないんだが


そんなこんなでまたセパレートで別居暮らし。雌の方の部屋は土を多く(深く)して卵を生みやすい環境を整えた。飼育ケースの外からは卵を産んでるのかどうかは確認できず、土をひっくり返してみないとわからないため、ちょっと時間を要する。




産卵は確認できず。。


またセパレートを外して2〜3日の結婚生活…。雄が雌を追わなくなって土に潜り始めたのでこれはもしや?と思い三度別居生活…程なくして


雄は天命を全うしてしまい、


長男は泣きじゃくっていたなぁ。


一緒に近くの公園に埋めにいった。夏の間ずっと忙しくしていたのだが9月に入ってやっと落ち着いたある日、時間ができたので長男と再び卵探しを始めた。





「いたいたー!」


すでに幼虫に孵化してるのもあり、合計29体確認することができた。これを越冬させて来夏成虫にさせるのは大変だぞ。頑張れるかしらなんだかんだで


親がやらなきゃならんのよねぇ


こーゆーのって。30年前を思い出して頑張るべか。昔は俺も親にやってもらってたんだよなきっと(笑)


余談だが、卵探しの終盤に【魔女の一撃】を喰らってしまいそこから3日間立てなくなった。ギックリ腰MAXは10年ぶりくらい…来年の卵探しの前は準備体操をしようと思ふ。。